文章の美しさに定評のある五代ゆうのオカルトもの。
ゼロの使い魔の魔法はゲームっぽい、レンタルマギカの魔法は専門的だが少年漫画っぽい、魔法っぽい魔法はパラケルススの娘が最高だと個人的に思う。
最新刊まで読んだのだが、とにかく演出の巧みさは類を見ない。レギーネの歯車や白い翼、魔女姫の下水道の臭いがするような魔法、吸血鬼の闇から誘う白い手、最新刊の「創られた男女」の悲哀などは美しすぎて溜息しかでない。
美文にうっとりする、たまにはそんな読書がライトノベルでもあっていい。
もちろん定石にのっとってきちんとラヴコメなどの要素もあるので、五代ゆうに入るにはここからが最適に思う。
嵌ればとことん癖になる、この美文。
個人的に気になるのはイラストか。だんだんリアル路線になってきていて、それはそれで作風に合っているのだが、和音など初登場時と顔が別人のようになっている……。