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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
神秘主義と近代科学のせめぎあい,
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レビュー対象商品: パラケルススからニュートンへ―魔術と科学のはざま (平凡社選書) (単行本)
著者は、イギリスの科学史と医学史専門の学者だそうです。パラケルススは、ルネサンス期の医学者で、医学の世界に、化学的分析法を導入した革新者だったとされます。彼は、方法論の近代化に貢献したものの、哲学的宗教的神秘主義をこれと結びつけたため、一般には、ニュートンは合理的で明晰な近代科学の申し子である反面、パラケルススは中世の古代の暗黒の時代からの迷宮から逃れられないという連想が働くのだそうです。しかし、現代において明らかにされてきたように、近代科学の申し子のようにいわれている、ニュートンも、ヘルメス主義に傾倒し、膨大な錬金術の書き物を残し、ケインズに「最後の魔術師」といわれるようになりました。この本の著者は、このように、ニュートンの時代とパラケルススの時代、即ち16世紀と17世紀の間には、思想的に大きな差があったわけではなく、歴史的には連続性の方が強かったと考えています。著者の言葉では、パラケルススは、神学や科学において、スコラ哲学に逆らう、という意味では「近代人」だったのですが、それに対抗するのに、さらに旧い叡智に典拠した点で、「古代人」だったとしています。そして、占星術に代表される予言、聖霊魔術、妖霊魔術について、この時代にどのように考えられており、パラケルススはどのような立場をとっていたか、説明しています。詳しい内容については、予備知識が乏しいため、あまり理解できたとはいえませんが、科学・医学史に関心のある方には、面白いのではないかと思います。
4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
難易度高し,
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レビュー対象商品: パラケルススからニュートンへ―魔術と科学のはざま (平凡社選書) (単行本)
日本語があまりこなれていません.「興味がある」程度では読みこなせないかも. 本文もあまり説明的ではなく,たぶん序章で挫折してしまうでしょう. 面白いとおもえるのは,二章以降になります.文が難しいのは変わりありませんが...訳者の方にはもう少し工夫をしてもらいたかった. 対象が専門課程大学生以上に設定されているのだろうけども,科学史を専門とする大学生なんて,数えるほどしかいないのだから,多少興味があるという程度の人でも読みこなせるように,ハードルを低くしないと,本嫌いが増えるだけでしょう.
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