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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
知ってても知らなくても,
By moker (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: パプリカ (新潮文庫) (文庫)
「無意識」が、ヒソカに流行っているのでしょうか。この本も、映画化されるそうです。 かなり昔に書かれた本ですが、古さを感じさせず おもしろく読めました。 ユングやフロイトをかじったことがある人が読むと いっそうおもしろい、と思われます。 もちろんかじってなくても、グイグイひきこまれて ひっぱっていかれそうです。 夢の怖さ、不思議さ。ワケ分からん中にも、 実は意味があったりすることが、興味深く 描写されてます。 主役のパプリカちゃん、魅力的ですね。 余談ですが、バーテンダーさんたちの生き方は、 実はかなり貴重なものなのかも?と思わせ られました。(心理学者の河合隼雄さんも 「ただお皿を洗ってるだけで幸せな人がおられる」 と、著書で言われてましたし)
44 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
映画化してほしいけど、まあ無理よね・・・,
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レビュー対象商品: パプリカ (新潮文庫) (文庫)
おもろい。おもろすぎる。筒井康隆の作品は難解だったり、実験的すぎたり、スラップスティックが濃すぎたりで胃もたれするときがあるけど(まあそれでもおもしろいけど)、エンターテイメントをやらせればこんなの簡単に作れるんだぜ、ていうのを見せ付けられました。確かに登場人物のなかに筒井作品のなかでパターン化された性格が多く見られたり(パプリカの理想的すぎる美しさとか)、ストーリーの緻密さも「ん?」てとこもあったりするけど・・・ ぜひぜひ後半は、酒を喰らい前後不覚になりながら読んで欲しいです。そうすればあなたも、グリフォンになれるかも・・・
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夢で逢えたら・・・,
By
レビュー対象商品: パプリカ (新潮文庫) (文庫)
スティーブン・キングばりに、作品が映像化されたら出たがることで有名な(?)作家、筒井康隆の『(3年3ヶ月の)断筆宣言』前の最後の作品です。 SF作家としても高名な作者の、勢い溢れるSF冒険活劇といった感じでしょうか。 主人公のパプリカは、精神的に病んでいる人の夢の中に入って、病みの根源を探り、 治療していく『夢探偵』。 人の外面である現実の世界からだけでは、どうしても治せない部分を、内面に潜り込んで 治そうというワケです。 ただでさえ不安定な人の、不安定極まりない『夢』の中へ行くワケですから、 飲み込まれてしまう可能性もあり、非常に危険な仕事でもあります。 で、この夢の世界へ行くには、特別な機械が必要なんですが、この機械を巡り、 とある組織内で内紛が起きてしまいます。 その内紛が、『夢の世界』と『現実の世界』を混乱させ、未曾有の危機に陥れるのです。 蠱惑的で天真爛漫で、時に母性的なパプリカの文字通り『万人に愛される』キャラクターと、 幻想的で悪魔的、耽美的な『夢の世界』の支配者との対決は、ページをめくる速度を落とさせません。 結局『夢』とは、自分が一番見せたくない部分や、自分の弱い部分、自分の根源的な部分だというのが、 この作品で再発見でき、自分の『トロゥマ(トラウマ)』や『アニマ』とは、どんなものなのか内面を 覗いてみたくなります。(その時は是非、パプリカと一緒に) SFが苦手な人でも娯楽作として楽しめる1冊です。
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