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筒井康隆の作品は難解だったり、実験的すぎたり、スラップスティックが濃すぎたりで胃もたれするときがあるけど(まあそれでもおもしろいけど)、エンターテイメントをやらせればこんなの簡単に作れるんだぜ、ていうのを見せ付けられました。確かに登場人物のなかに筒井作品のなかでパターン化された性格が多く見られたり(パプリカの理想的すぎる美しさとか)、ストーリーの緻密さも「ん?」てとこもあったりするけど・・・
そんなことを忘れさせる表現力の豊かさ、テンション。緻密な前半から、後半部分になるにつれどんどん暴走していきます。ただし今回は、物語の構造を、わかりやすいエンターテイメント性ももったままで。バーテンが不動明王になったりするのは笑える。意味が分からんけど。
ぜひぜひ後半は、酒を喰らい前後不覚になりながら読んで欲しいです。そうすればあなたも、グリフォンになれるかも・・・
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