ロードショウの時は中学2年生でした。あのころ、中学になって
一番嬉しかったのは日曜日に友達と(親抜きで)映画館に行ける
ことでした。目当ての女の子を混ぜて、グループ交際と呼ばれた
時代です。
あのスティ−ブマクィンが演技のために歯を抜いて総入れ歯にして
望んだ作品という触れ込みでした。原作を読んだマック自身が是非
これをやらせて欲しいと持ち込んだ、と聞いています。ブラジルで
余生を送っていた原作のシャリエールも、撮影現場に足を運びアド
バイスをしたとかで、リアリティー抜群とされています(残念ながら
シャリエールは映画の完成を待たずに亡くなったそうです。)
好きなシーンのひとつに、蝶々を狩るシーンがあります。スローに
なって、オルゴールのテーマ曲が流れ出すシーン。
あと、やはり最後の抱擁ですね。絶対泣きますね、ココは。判ってても
泣きます。
私、「卒業」のホフマンが「パピヨン」のホフマンと同一人物だとは
未だに信じれないんです。
惚れたホンに役者の魂が乗り移ると、このような映画が出来るのか、って。
観客が役者に同化できるって、こういう映画なのか、って。
擦り切れた手持ちビデオが映らなくなりかけて困っていましたが、DVD
が出て良かったです。ロードショウ、という言葉にワクワク出来た昭和世代
にとって全員にはずせない名作。今の中高生諸君、一度は観ておきたまえ。