「おとうさんはウルトラマン」シリーズが、ウルトラマンのおとうさんと息子の物語なら、
「パパはウルトラセブン」シリーズは、ウルトラセブンと娘の物語である。
セブンシリーズでは時系列がはっきりしていて、最初はセブンと娘だけの物語なのだが、やがて、ママのおなかにあかちゃんが宿り、「ママはウルトラセブン」ではその赤ちゃんが産まれ、「みんなのおうち」では、赤ちゃんが成長していく。心温まる連作絵本になっている。
「おとうさんはウルトラマン」シリーズも「パパはウルトラセブン」シリーズもぜんぶ好きだが、一番好きなのは、この本。
「やさしさが一番なんだ」「生まれてくれてありがとう」当たり前だけど、本当に大切な、優しい気持ちをセブンパパは繰り返し、私に教えてくれる。
子どものしつけにイライラしていても、寝る前にこの絵本を読むと、うそのように、子どもがいとおしくなるから不思議である。子育てほど幸せな仕事はないと思ってしまう。
しあわせな、やさしい言霊が、いっぱいつまった、絵本の天才、みやにしたつや先生の会心作である。
「おとうさんはウルトラマン」シリーズはどれもすばらしくて、子どもの絵本なのに、親が泣いてしまう。本物の優しさとユーモアに満ちている。
子どもとやさしいひとときをすごしたいときに、この絵本をぜひどうぞ。