両親が事故で行方不明になった3姉妹とその大学生のおじさんのラノベ
作者はこの作品と、迷い猫オーバーランを互い違いに書いているようで
迷い猫が9巻(この作品が書かれた当時)でこの作品も6巻と息が長い
作品を書かれる方みたいです。
この作品(シリーズ)の主題は、多くは両親が事故で行方不明になった3姉妹
が中心なのですが、6巻目はめずらしく、大学生おじさんのあこがれ、同じ
クラブの絶世の美女(でも無表情)がメインになっています。
時期は2月の上旬、つまりバレンタインデーの前後のお話になります。
3姉妹がお世話になっている大学生のおじさんにチョコをもらうのは
話の筋からもわかるのですが、お隣の思い込みの激しい女子高生、
合コンで知り合った同級生、厳しいおばさん(でも犬は苦手)、
そして表紙にもなっている絶世の美女、莱香さんからもチョコを
もらいます。
背景は単純ながら、責任感は強いもののかなり鈍感な長女、空
美少女で感が鋭い美羽、そして天真爛漫を地でいくひなと
よく練られたキャラクターが絡み合いながらストーリーが展開
する様は、このシリーズに通じた特徴です。
後半付近に盛り上がるポイントが用意されているのですが
この巻はストレートに小物を使うことなく感情のみで
押していることもあり平板な感じもぬぐえません
とはいえ、それぞれの強烈なキャラクターが織りなす
人間模様をうまく綴ったこのシリーズ、ラノベならではの
読みやすさもあり気持ちよく読み終わりました。