この手のムック本には賛否両論があるのではと思いますが、私はカメラ購入後に当該のものを買うことが多いです。
理由は、このカメラを駆使すればこんな風に撮れるという、「作例集」として眺めるとそれなりに楽しいうえに、
撮影テクニックで参考となる事項も見つけることができ、イメージトレーニングの格好の教材になるからです。
このLUMIX GH2オーナーズBOOKも巻頭に有名写真家4名の作品集があり、それぞれ観賞しつつ参考にできます。
個人的に特に惹かれたのは、渡辺達生氏による女性モデルの作品です。
撮影後RAWデータをPCで念入りに仕上げているようですが、それにしても「プロが使えばここまで出来るのか」という驚きがありました。
また、カメラ本体や純正レンズがもつ潜在能力を見せつけられた思いがして、自分ももっと色々撮ってみようとやる気が出てきました。
また、カメラ自体の機能解説の記事は一般に取説をなぞったようなものが多く、私はあまり参照することはありませんが、
このカメラに関してはタッチパネルでの操作やフルHDのムービー撮影など、非常に多機能であるので
ページをめくりながら作例と共に眺めていると「こんなことも出来るのか」という発見があり、意外と有効です。
一方で、マイクロフォーザーズでのお遊びの定番である、マウントアダプターを介して色々なレンズを付けた記事が
「もう飽きた」というくらいありきたりなところはいただけません。
「取り敢えず撮ってみました」というだけで、見るべきところの無いつまらない作例や、
高価そうなライカレンズを装着したGH2の姿のナルシスト的写真は、何の参考にもなりません。
折角なら、個性的なレンズを用いた個性的かつ実践的な作例を望みたいところです。
以上を総合して星の数は4個としました。
ユーザー必携というレベルではありませんが、後半のPanasonicの開発陣へのインタビュー記事はなかなか興味深いこともあり
作例集+αと割り切れるのであればお勧めします。