車通勤から自転車通勤への転換を検討していましたが、今回の大震災に伴うオイルショックを機会にこのモデルを購入しました。
Panasonicのリチウムビビタフネスは前モデルから10Ahの大容量バッテリーということで注目していましたが、今回は12Ahと更に容量アップして新登場。
容量(Ah/アンペア)は大きければ大きい程、1回の充電での走行距離が伸びるわけですが、バッテリー自体の大型・重量化によって燃費が悪くなる副作用にも注意しなければなりません。
購入して1週間、通勤に使用しましたが、上々の使用感です。
【良い点】
(1) 業界最高容量に裏付けされた走行距離
通勤区間は往復14km、その中で急な坂道は5%、そうでもない坂道は20%、ほぼ平な道は75%といったところだが、1回の満充電で3日間使用できた。(常にパワーモード&片道はライト点灯) 42km走行できたのだが、手元の3段階バッテリー容量が1になった時点で充電しているので実際はあと数キロ走行可能。説明書の新基準の測定で46km走るとあるので、それとほぼ一致した。
週6日の通勤で2回充電すればよいので、楽である。また、リチウムイオン電池なので継ぎ足し充電も心置きなくできるし、充電時間は4時間とちょっと長めだが、夜中にセットしておけば朝には完了している。
バッテリーは容量が大きい分サイズも大きめで、質量も約3kgあって重いが、装着してみれば存在感を放たず、すっきりと収まっている。
(2) 確かなアシスト力
他のモデルとの乗り比べをしていないので客観的に評価できないが、走り出しや上り坂ではグングン頑張ってくれる。片道7kmの通勤をノーマルの自転車で試した時にはヘトヘトで仕事どころではなかったが、リチウムビビタフネスを使用してからは全く疲れなくなった。
また、この12Ahモデルには秘密兵器『強+』アシストが搭載されている。これは道の傾斜を自転車が判断して選択するアシスト力の1つなのだが、他の容量の小さい同メーカーモデルでは一定の傾斜以上の上り坂をすべて『強』でアシストするのに対し、この12Ahモデルは更に急な上り坂を判断して『強+』でアシストしてくれる。私が『強+』を実感したのはスロープのついた歩道橋で、かなりの急傾斜なのだが、平地と同じ感覚で進んでくれる。
ただし、バッテリー残量が減ってくると明らかに歩道橋の上り心地が重くなり、『強+』が『強』になるようである。バッテリーの急な消耗を防止する安全機能なのだろうが、意外に働くのが早く、バッテリー残量が約50%以下になると安全機能が働いてしまう…。せめて20%くらいまでは『強+』を使いたいものである。
(3) 明るいバッテリーライト
手元で操作できるライトは4つの白色LEDと2つのオレンジLEDサイドマーカー(車でいう車幅灯)で構成されており、とにかく明るい!トンネルを走行すると分かるが、上下左右360°に光が行き渡り夜間の安全性は最高。またライト部中央にリフレクター(反射板)がついており、かなり遠くの対向車からの視認性も抜群である。(私が車で帰宅する際、自宅前の路地にさしかかりハイビームにすると数百メートル先に輝く物体が!・・・まさに庭に駐輪中のビビでした。)
(4) スタンドとタイヤ
片側1本スタンドが標準装備で、見た目はスポーティーでいいのだが、購入前は簡単に倒れたりしないかと心配だった。
しかし、実際はハンドルロックと併用することで安定した駐輪ができ、かなりの強風に吹きさらされたときもビクともしなかった!よって別売の両立スタンドも幼児用座席を取り付けたり常にリアキャリアで重い荷物を運搬したりする目的以外では必要なさそうだ。
タイヤは細身で、歩道橋の溝などにとられることがたまにあるが、独自の“パンクガードマンタイヤ”が強み。自転車で遠出するときはパンクへの不安がつきまとうものだが、この機能のおかげで安心だ。
(5) 洗練されたフォルム
ママチャリの積載力を残したまま、スポーティーなフォルムと27インチの大型化に成功。
【悪い点】
(1) 熟練を要する変速
上り坂の途中でペダルが重くなってきたので3速→2速にギヤーダウンしようとするとギヤーが切り替わらない。これは説明書にある“ペダルを踏み込みながら変速しない”に反しているからだと思われるが、そもそも上り坂の中腹でギヤー切替のためにいちいちこぐのをやめていたら、たちまち止まってしまう。以前使っていた普通の自転車ではこんな制約はなかったと思うのだが、これがネックとなりアシスト走行中は変速を使用せず、常に一番重い3速で走行するのが快適だ。
(2) 敏感なソーラーオートテールランプ
ちょっとさわると電源OFFの停車中でも点滅を始める。待てば1分程度で消えるのだが、駐輪場などでは目立ってしまい窃盗のターゲットにされそう。電源スイッチと連動させてユーザーの意図で操作できるようにしてほしかった。