パットの構え方、芯に当てる打ち方、心構え、ちょっとしたコツなど、
パッティングに関する技術論や精神論は多くの著書がありますが、
グリーンの読み方についての本は恐らくこれが唯一無二の物だと思います。
パッティングとはグリーン上を球が転がるという純粋に物理的な運動に
過ぎないわけで、だったらコンピュータでシュミレーションをすれば
ほぼ完全で説得力のあるデータが取れるのは物の道理です。
なぜ今までこういう研究がなされてこなかったかの方が不思議であり、
そういう意味ではこの方の研究はコペルニクス的転回をパッティングに
もたらすと言っても過言ではないと思います。
パッティングに多少の悩みを持っている中上級者なら、ちょっと読んだ
だけでこの著者とその研究がただ者ではないと分かると思います。
たとえば、ダブルブレイクの狙い方。この本で書かれていることは
今まで常識とされていた事とは違っています。そしてそれは科学的根拠
に基づくもので、十分な説得力を持っています。
つまり、今までの「経験的なグリーンの読み方」が以下にあやふやな
ものだったかを白日のもとにさらけ出してしまうのです。
内容は以上のとおりお墨付きですが、物理的運動を解析するという
手法ゆえ、読み手を選ぶ部分があるとは思います。教本というより
理系の学術論文に近いので、理系が苦手な方は心して読んでください(笑)