内容紹介
中野振一郎、デビュー25周年記念ベスト・アルバム
彼という個性、彼という人柄から、音楽はごく自然に湧き出で、言い知れず親しみに満ちた語りくち、表情をもって聴きての心をうるおす。もとよりそこには精密な考証に支えられた豊かなアイディアが詰まっているのだが、それでいて一向に固苦しさは感じさせず、「心に発して心に通うもの」のうれしい魅力のみが伝わってくるのである。(濱田滋郎、ライナー・ノーツより)
アーティストについて
中野 振一郎 チェンバロ 京都生まれ。1986年桐朋学園大学音楽学部の演奏学科(古楽器専攻)を卒業。90年10〜11月に大阪で開いた4回連続の独奏会により「大阪文化祭金賞」等を受賞。翌年7月にはフランスの「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」のクープラン・サイクルに出演。ケネス・ギルバートやボブ・ファン・アスペレンら欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。92年6月「バークレー古楽フェスティバル」へ最年少の独奏家として招かれる。93年ロンドンの独奏会場ウィグモア・ホールのデビュー・リサイタルを開く。
2003年5月末にはドイツより日本から唯一招聘を受け、「バッハ フェスティバル ライプツィヒ 2003」に出演。ソリストあるいはミュージック・ディレクターとしての力量を遺憾なく発揮。中でもライプツィヒにおける「ゴルトベルク変奏曲」は特筆すべき公演で、現地でも高い評価を得た。CDの収録にも意欲的で、ソロ、アンサンブルを含め、全世界で30枚を超えるアルバムをレコーディング。2004年10月に開催したリサイタルは「平成16年度文化庁芸術祭・大賞」を受賞する等、日本のみならず世界のチェンバロ奏者としてその地位を不動のものにしている。
主な受賞歴
○ 1991年「大阪文化祭・金賞」「大阪市・咲くやこの花賞」
○ 1992年「村松賞」「関西芸術大賞・シルバー賞」
○ 1996年「文化庁芸術祭・音楽部門/新人賞」
○ 2004年「文化庁芸術祭・音楽部門/大賞」 他