ヒット作を生み出した作者のデビュー作ということで読んでみました。
10年前の作品+にもかかわらずコンピューターが題材
という点を除いても、荒削りすぎる感はいなめませんでした。
時代が古いものでも、今読んでも十分楽しめる作品はいっぱいあります。
上下2冊ながら、会話文が多すぎてあっという間に読めてしまいます。
また、キーパーソンが日本人ですが、名前が日本人とはわからないくらい
???なネーミングです。
エンカドって・・・。どんな漢字を当てはめるのか、考え込んでしまいました。
エンカドさんも日本にはいらっしゃるのかもしれませんが、
日本人、として作品に登場させるのなら、せめて日本人が「あ、日本人の
名前だ」と気づける程度のネーミングにして欲しかったです。
また、ブッダについての記載がありますが、クリスチャンにとっての
キリストと、日本人にとってのブッダは同価値ではない、ということも
知らないのでは!?と思われました。
また、訳者のあとがきにも「日本人に対しての誤解と思われる箇所は
訂正しています」とありましたが、
ということはもっと誤解だらけだったということでしょう。
日本人、また日本の歴史を重要なキーとして登場させているのにもかかわらず
研究不足としか思われないのが大変残念でした。