この本は、恐らく30年以上前に「イワンの数学パズル」というタイトルで出版されていました。小学校の頃読んだ印象は鮮烈で、再度手に入れたいと旧タイトルでどれほど探し回ったことか。
探しても探しても見つからず、もうだめだと思っていたとき偶然、この新タイトルの本を見つけまして、装丁こそ別物でしたが、内容はまったく変わっていない。感激はひとしおでした。
もともと旧ソ連の本の翻訳なので、挿絵の線に何とも言えない暗さがあります。でも内容の優れていることは、その後いかなる数学パズル本を読んでも、これを凌ぐものには出会えません、私見としてですが。
例えば、サンクトペテルブルグを出発した飛行船が、北へ500キロ、東へ500キロ、南へ500キロ、西へ500キロ飛んだらどこに着くか、という問題に正解できる人はどれくらいいるでしょうか。他にも、巨大な数に関するパズル、図形に関するパズルなど、地味ながら数学パズルファンならきっととりこになるであろう1冊です。