Webの一部で「反社会学講座」が話題になった頃から筆者の文章に触れている。
作品によって出来不出来はあるが、人を食ったような飄々とした文体とユーモア、
「なるほどそういう見方もあるな」と時折思わずうなずかされるような
独自の考察に基づく視点は相変わらず。
もっとも、この本を読んで「なるほどなるほど」とうなずくばかりではもったいないし
それはおそらく筆者が意図するところでもないだろう。
笑ったり、時には首を傾げたりしながら筆者の言い分を検証していく過程で
知らない間に自分の中で凝り固まっていた固定観念も解きほぐされていく。
そんな読み方ができる本だと思う。古典や流行の教養書を読むのも悪くはないが、
たまにこういう本を読むのが脳みそのストレッチになっていいと思う。オススメ。