サーフィンの世界では神様ではなく永遠のスターという表現が相応しいケリーの自伝ですが、自分の過去と現在の思いを飾らずに実に率直に述べているのには驚きました。やはり波乗りは心を裸にしてしまうのでしょうか。
フリー・サーフィンとは異なり、ASPの選手は大会期日に合わせて世界を回ることが大変なことだということがよくわかります。飛行機へのボードのチェックイン、レンタカーでの移動、等々。日本では海外サーファーの滞在中スポンサーの人たちが付きっきりで面倒見るのが普通と思っていましたが、海外では選手が自分で色々と手配したりしているんですね。こういうところはやはり日本人の外人に対して親切な国民性なのかもしれません。
ケリーはすごい才能の上に努力して偉大なトップに登りつめたのだけれども、波乗りに精神性を追求するというよりも、むしろ、よりアスリートとして挑戦している感があります。年齢差もあるのだろうけど、神様ロペスの自伝と読み比べると興味深い。