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25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソクラテスの最期,
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レビュー対象商品: パイドン―魂の不死について (岩波文庫) (文庫)
ソクラテスが刑死する直前に、弟子達に語った「魂の不死について」の話。「人間は魂と肉体からできており、死ねば肉体は消滅し、魂は消滅せずに冥界へ行く」というソクラテスの考えに対し、弟子達が「肉体が消滅すれば魂も消えてしまうのではないか」とか「肉体が消滅した後魂が残っているとしても、それが不滅かどうかはわからないのではないか」といった問いかけと共に鋭く反発し、さらにソクラテスがそれに対して自説を証明し、弟子達を納得させるという構成。 ただ、この人達は細か〜いところまでおかしいと思ったところは何でも考えこむのに、人間は魂と肉体でできているっていうところだけは何の疑いもなく信じてしまってるところは可愛らしい(笑) 自分が毒杯を仰がなければならないまさにその日に、弟子達と「魂の不死について」を語り合うとは流石ソクラテス(笑) そして、その状況を対話篇にしたプラトン。 プラトンの文章は本当に上手だと思う。 ソクラテスが実際に語ったことと、プラトンの想像(創造)と、両方混ざってるんだろうけど、とてもわかりやすい。哲学をかじったことがない人でも大丈夫だと思います。 ソクラテスが毒杯を仰ぎ、死んでしまうところで文章が終わるので、最後は少し悲しいかも(ソクラテスは全く悲しいことでもなんでもなく、弟子達が悲しむ必要も全く無いと思っているのだが、その理由は本書を読んで下さい)。 「死んだ後、人間の魂はどうなってしまうんだろう?」と考える人は、ソクラテスに説得されてみて下さい。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
魂の不死の論証,
By Porlock (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: パイドン―魂の不死について (岩波文庫) (文庫)
知り合いがこの著作を読んで、感動して泣いたと言っていた。民衆の理解を得られずに不当な死刑に追いやられても、 高潔なソクラテスは自ら毒杯を受け入れて心安らに死んでいく。 そうした哲学への殉教者としてのソクラテスが、彼の泣き所なのであった。 実際、その知り合いは典型的な「哲学青年」だったので、ソクラテスの 死に方に過剰な感化を受けるのも、さもありなんではあったが。 その後、僕もこの著作を読んだところ、泣きはしないが確かに感動した。 証明する議論を行う。しかもそれは、プラトンの名高い中心教誡!¬、 そのお手並みは素晴らしい。ミステリで仕掛けられた伏線が
23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
プラトン哲学中の霊峰,
By mlg59239 "zup07302" (熊本県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: パイドン―魂の不死について (岩波文庫) (文庫)
この「パイドン」は、他のプラトン諸作品とは一線を画くすものがあると感じました。ソクラテスが自らの死の直前に友たちと魂の不死性について議論を交わすという設定で描かれる本書は、書中ソクラテス自らが「もう自分には時間がないが・・・」と慨嘆しつつ、憑かれたように哲学論議を繰り広げていく。プラトンが描こうとしたものは、哲学するものの「報いは美しく、希望は大きい。」という一事につきるのではなかろうか、と思う。議論を追いかけること自体が哲学ではなく、この世にあっての自らの理想を議論に託した結果するところの自然な表現が哲学になると、読むものは導かれる。感激裡に読了して、そう思います。ただ、この本が岩波文庫に組み込まれたのが1998年が初版とは、驚きでした。何か翻訳上の事情があったのでしょうか?
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