X-Z9がうちにくるまでは、正直CD音楽は無理して楽しんでいた(ふりをしていた)かもしれない。
iPodなども使用していたが、CDは音質だけそれよりマシで、使い勝手最悪とか思っていた。
結論からいうと、SACDだけじゃなく、今まで無理して我慢してきいてた普通のCDたちが宝の山に変わった。
気軽に楽しめる音楽がここにある。
まず、気になってたSACDを山ほど購入した。
店頭で半年以上、いろんな機種と聞き比べをしていたが、SACDはあまり置いていなかったので、本当に楽しみだった。
アナログで慣れ親しんでいたソースが当時のフレッシュさそのままにスルリと再生されている。
日中〜夕方は近所の親族の世話をしている。
X-Z9をそこに置いてみた。
設置は80cm×50cm厚さ2cmくらいの大理石板を台に載せ、その上にスピーカ、アンプを横に並べただけのシンプルなもの。
キッチンの隅にちょこんと設置しただけだが、音楽の楽しさが生活をみずみずしいものに変化させてくれた。
一番うれしいのは、たくさんあってもあまり聞いていなかったふつうのCDたちが、毎日すばらしい音楽を奏ではじめてくれたことだ。
SACDはアナログに近い空気感を感じさせる美しさがある。一方、CDはデジタルのよさ、つまりSNのよさ、明確で明るい響きを十分な説得感をもって再生し、アナログと別のアプローチで音楽の楽しさを表現してくれる。SACDでの再生音を、間接光に薄く照らされたグラデーション豊かな彫像のイメージにたとえるとするなら、CDの場合は直接光にきらきら輝く草原やお花畑のようだ。
なお、Z7との音質の違いは、圧倒的に感じられる。違いは音場感、音像の正確さに顕著であるが、音そのものは良く似ている。