「まあ、お姉さま、なんと面白いお話なんでしょう。もっとお聞かせくださいませ。」
「いいえ、明日話す話に比べたら・・・」
って感じで夜な夜な、命をかけて、語り始めるシャーラザッド姫の語りに、めくるページが止まりません。
古式ゆかしく、間接的な表現がかえってエロい表現と、その見事な訳業と、イラストのおかげでもあります。
それだけでなく、わくわくしたり、いろんな意味で興奮させられたり、哀れを催したり、ありえね、と笑ったり、夢うつつのようなお伽噺、そう、難しい小説とかでなく、こころを動かされる純粋なお伽噺があれば、それでよかったのです。
バートンはレインのまる写しとか、言われてますが、なんだか異常に詳細な注釈とか、イスラム人を始めとして東洋社会を、彼が代表する西洋社会がどう見ていたかもうかがい知れて、興味深いです。
しかし思春期にこれ読んでたら人生が、いろんな意味で変わっていたかもしれない、かも。。
ツンデレ?シャーリヤル王は、まだ目だった発言はしてませんが、巻が進むにつれての、その変わり様も見所です。