女性ジャーナリストのウルリケ・マインホフは,イランのパーレビ国王のベルリン訪問に反対するデモ隊の学生が警官に射殺されるという事態に大きな衝撃を受けます.
同じ頃,ベトナム戦争に反対するため,アンドレアス・バーダーとグドルン・エンスリンのカップルは,フランクフルトのデパートに放火し,逮捕されます。バーダーとエンスリンは保釈中に海外に潜伏しますが,密かにベルリンに帰国したところを再度逮捕され,その脱走の手助けをしたマインホフは,バーダーやエンスリンと行動を共にすることとし,ドイツ赤軍(RAF)を創設します。
しかし,現実には,バーダー・マインホフのグループは,ヨルダンの砂漠において,イスラエルを敵視するアラブ人から破壊活動の手法を習った上で,ドイツ国内で銀行強盗,新聞社の爆破等の破壊活動を重ねていくことになります。アメリカの帝国主義とは何ら関係のない市民も巻き添えにして。
やがてバーダー・マインホフのグループは逮捕されますが,これに続く第2世代のテロリストたちはさらに行動を先鋭化させていきます。在ストックホルムのドイツ大使館の襲撃,司法関係者の暗殺,実業家シュライヤーの誘拐,ハイジャックなどです。そして,そのことを知ったバーダーやマインホフたちは・・・
2時間30分という長時間の映画ですが,ドイツ赤軍の10年を取り扱っているので,映画のストーリーの展開は早く感じられます。
とても重い映画です。どうしてこのような暴走に終わってしまったのでしょうか。見終わった後,考えさせられます。