かつて日本の銀行を狙い撃ちにしたかのような規制で
邦銀が窮地に陥ったイメージが色濃く残っているのか、
バーゼル3でも「また日本が敗れた」という論調がある。
この本は、バーゼル3などの金融規制、会計制度変更等の
制度内容、用語を詳細に解説し、銀行経営への影響を分析している。
だが、市中の論調とは異なり、こうした規制は必ずしも
邦銀に不利になっているのではなく、むしろ優位に立つ可能性を
指摘している。
用語の定義を正確かつ簡潔に解説しており、実務として
使える一冊だが、読み物としては、やや面白みにかけるかも知れない。