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バースト・ゾーン―爆裂地区
 
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バースト・ゾーン―爆裂地区 [単行本]

吉村 萬壱
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

テロリン(テ「テロリンを殺せ!」
ラジオからは戦意高揚のメッセージが四六時中流れ出す。
テロリンっぽい子どもをいじめるテロリンごっこが流行する。
テロリンっぽい行動をした奴は民衆のリンチでぶち殺される。
いつ終わるともわからぬテロリストの襲撃に、民衆は疲弊し、次第に狂気の度合いを高めていった。
肉体労働者の椹木武は病気の妻子を養うため、愛人を売春宿で働かせて稼ぎを搾取していた。
小柳寛子は椹木のために、狂った客たちに弄ばれ続けていた。
やぶ医者の斎藤良介は、今日も手術に失敗して一人を殺した。
麻薬密売人の土門仁は浮浪者たちを薬漬けにしていた。
素人画家の井筒俊夫は、売春宿で抱いた小柳のあとを尾け回していた。
そして遂に最大級のテロが発生した。
国家はテロリン殲滅の大号令を出し、地上最強の武器「神充」を確保せんと、「地区」へ志願兵を送り込んだ。椹木、小柳、斎藤、土門、井筒、五人はそれぞれの思惑から「地区」へと向かう。
しかし「地区」で待ち受けていたのは……
超極限状況下における人間の生と死を、美しくかつグロテスクに綴る、芥川賞受賞作家渾身の破壊文学。
ロリスト)に蹂躙された「この国」で5人の「異形の」人物たちが魂のサバイバルを繰り広げる文学大作。濃密な破滅的描写に驚愕することまちがいなし。戦いのはてに彼らが見出したものとは? 

内容(「BOOK」データベースより)

「テロリンを殺せ!」ラジオからは戦意高揚のメッセージが四六時中流れ出す。テロリンっぽい子どもをいじめるテロリンごっこが流行する。テロリンっぽい行動をした奴は民衆のリンチでぶち殺される。いつ終わるともわからぬテロリストの襲撃に、民衆は疲弊し、次第に狂気の度合いを高めていった。肉体労働者の椹木武は病気の妻子を養うため、愛人を買春宿で働かせて稼ぎを搾取していた。小柳寛子は椹木のために、狂った客たちに弄ばれ続けていた。やぶ医者の斎藤良介は、今日も手術に失敗して一人を殺した。麻薬密売人の土門仁は浮浪者たちを薬漬けにしていた。素人画家の井筒俊夫は、売春宿で抱いた小柳のあとを尾け回していた。そして遂に最大級のテロが発生した。国家はテロリン殲滅の大号令を出し、地上最強の武器「神充」を確保せんと、大陸にある「地区」へ志願兵を送り込んだ。椹木、小柳、斎藤、土門、井筒、五人はそれぞれの思惑から「地区」へと向かう。しかし「地区」で待ち受けていたのは…超極限状況下における人間の生と死を、美しくかつグロテスクに綴る、芥川賞受賞作家渾身の破壊文学。

登録情報

  • 単行本: 441ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/05)
  • ISBN-10: 4152086378
  • ISBN-13: 978-4152086372
  • 発売日: 2005/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 600,879位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
たっぷり人が死んで、しかもきわめてグロい描写ばかりなのでとても万人にはオススメできないが、そういうのがへっちゃらな人なら、かなり楽しめると思う。

最初、テロリストの愛称(?)として「テロリン」はないだろう、と思ったが、これも狙ってのことなのかもしれない。悪意に満ちた世界を戯画化する装置としてうまく働いている。ストーリーも設定も無茶苦茶だけど(もちろんこれも計算ずくだろう)、勢いでぐいぐい読ませる。特に大陸に舞台を移してからは、謎解きと新たな謎が入れ替わり立ち代り提示されて飽きさせない。

そして、まったく救いのないエンディング。不愉快極まりないけど、読書体験としては楽しいという、なんとも言えない後味が残るのであった。芥川賞作家とは思えない、サービス精神に満ち溢れた作品である。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
虚無 2005/7/6
形式:単行本
物語は3章で構成されている。第1章が戦場から離れた島国(日本をイメージさせる)、第2章が戦場となる大陸、第3章では再び島国が舞台となる。
島国で鬱屈した生活を営む登場人物たちは、歪んだ愛国心に駆られて、あるいは恋人を追って、志願兵として戦場となる大陸に渡って行く。そこで待ち受けている「神充」が、彼らを想像を絶する恐怖の渦に突き落とす。苛烈で無慈悲な運命に彼らは翻弄され、蹂躙され、変貌してゆく。混乱の中、戦争の意味を見失なったまま、彼らは「神充」から逃げ惑いつつやみくもに戦場の中心である「地区」を目指す。そしてたどり着いた者たちが目にしたものは……。大陸で果てる者、生き残って祖国の島国に帰還する者のどちらにも、救いは訪れない。読み進めるうちに無意味でひたすらグロテスクな、そして皮肉に満ちた戦争の全貌が次第に明らかになってゆく。
第1章がちょっとまだるっこしいが、第2章に入ると暴力的な描写がこれでもかと炸裂し、第3章の無残で虚無的なエンディングまで、仮借ない筆致で一気に読ませる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By IRON
形式:文庫
ストーリーの中で起こることはとてもありえないことのように見えるが、実は過去や未来に充分起こりえることなのではないか?と、とても恐ろしい。お国の為に戦いに行くことが当たり前とされていた戦時中のようであり、テロに対する報復に向かって沸き上がっていたのは、まだ記憶に新しい。みんなをその気にさせてしまう怖さ。神充のような化け物はありえないだろうが、クローン技術の進歩による突然変異やちょっとしたミス?で、わけの分からない生き物が生まれる可能性だってあるかもしれない。ストーリーの中に、目を背けたくなるような描写はいくつもあるものの、「どうなっていくの?」とドキドキする面白さでどんどん読み進んでいく。またいろいろな情景や心情の描写が細かく豊かに書かれている。体を売る仕事をしている小柳寛子が、とんでもない目に遭いながらも誇り高く感じさせられるのは、1人の男性に対する愛をまっすぐに貫いているからなのではないかと感じた。
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投稿日: 2010/3/14 投稿者: GSF75000
商品以下
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投稿日: 2005/8/28 投稿者: カスタマー
世界の悪意をパロディー化した
... 続きを読む
投稿日: 2005/7/4 投稿者: くわもちじんぺい
正に爆裂、タイトルに偽り無し。
~まず、最初に言えることは、出版社からのコメント、内容紹介から予想する内容とは違うということ。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/10 投稿者: タツノコ
意味のない生はいらない
~生き残りたい。でも生き残るには、生きる事に必要な意思や意味や目的を捨てないといけないのか。じゃあ、何のために生き残りたいのか。この矛盾した中で、5人がとるそれぞ... 続きを読む
投稿日: 2005/6/1 投稿者: "ocotona"
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