「バースデイ」は、どのタイミングで読むかが難しいです。
この作品は「リング」「らせん」の番外編の短編と「ループ」の完結編
といえる短編から出来ています。そして「ループ」は「リング」「らせん」の
”種明かし”作品です。
「ループ」を読んでしまった後では「リング」「らせん」番外編に対して
ちょっと醒めてしまう恐れがあります。「結局、これって、ああいう世界
なんだよなぁ・・・」って。
でも、「リング」「らせん」を読んで「ループ」を読む前に「バースデイ」を
読んでしまっては「ループ」の結論が先にわかってしまうので、「ループ」が
描く世界の意外性を楽めなくなってしまいます。
ちょっと面倒ですが、「リング」「らせん」を読んだら「バースデイ」の
最終章以外を読んでそこでストップし、「ループ」を読み、それから
「バースデイ」の残りを読む・・・それも煩わしいので、やはり順番に
「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」と読むのがいいのでしょうね。
いずれにしても、「リング」「らせん」「ループ」を読んだ人が、
「もう少し『リング』ワールドを味わいたいなぁ・・・」と思った気持ちを
満たすオマケのような作品です。