いきなりだが、変な意味でバランスの取れている作品といえるかもしれない。
周知の事実であるとおり、音楽に関しては全体的に文句のつけようがないほど高レベルでまとまっている。特に酒場でのイベントの際に流れるあの音楽は印象に残っている。キャラクターデザインも、人によって好き嫌いはあるだろうが、個人的には悪い印象ではなかった。ストーリーも、絶賛できるデキではないものの、独特の世界観を構築することに成功している。
しかし…だ。戦闘になるとコレが帳消しになるほどの悩ましいマイナスポイントがついてしまう。まず、グラフィック。スーパーファミコンのゲームをやっているのかと思えるほどのチープさが目についてしまう。せっかくのきれいなキャラデザインが台無しだ。
さらに、戦闘自体にあまり変化がないというか、一応属性などの関係で、ダメージを与えられなかったり、という試みはしているのだが、結局レーヴァテイルの溜めた謳攻撃でほぼ全てが片付いてしまう。つまりは緊張感に欠けるし、マンネリ化してきてしまう、というのが本音だ。
あと、キャラに合ってないキャストがちらほらと見受けられた気がする。一生懸命仕事をされている役者さんを冒涜する気などさらさらないが、個人的には主人公の声がとても気になった。しかも立場上必然的にセリフが多いため、特にいい印象が残っていない。非常に残念だ。
総合すれば、肝心なところでマイナスポイントを目立たせてしまっているゲームであると思う。ただし、冒頭にも書いたように、全く意欲の見えない作品というわけでもないので、興味のある方は、廉価版も発売されているので、手にとってみるのもいいかもしれない。
仮に次回作があるならば、これらのポイントがどう変化しているのかを楽しみにしたい。