すばらしいです。
まず背景は、開始数分でどっぷり飲み込まれる程の徹底した描き込み、もう仕事というよりは職人魂の領域まで造り込まれており、「Dのゴシックホラーな耽美世界を作るぞ!」という意気込みがそれだけで伝わってきます。
キャラクターの動き等も、作画レベルは当然の事として、彩度の低い、渋いながらも美麗な塗り込み、こまかなハイライト、そして光源を意識した光と闇の世界、この作品は映像という点においては全ての面ですばらしいものです、絵を描く人ならば勉強に購入をお薦めします。
そして映像だけではありません、ストーリーとキャラ作りと演出もどれをとっても私には一級品に思えました。鏡や十字架などを使用した「小ワザ」「小道具」をうまく使った妖美演出、よくみたらタイル一つまでがこだわったデザインになっていたり、人物の心理描写一つにもアングルからカメラワークスまでが凝りに凝っています。
そして個性的な設定のキャラを数名出しているにも関わらず、非常に上手い事構成されており、どのキャラの個性も特殊技能も死ぬ事無く生かされているのにも驚かされます。
ストーリーは言うまでも無く感動させられました。それは貴方の目で確かめてみて下さい。
出会えた事を心から感謝できた作品です。