ようやく入手、早速DVDをチェック。
(すいませんCDに関しては語り尽されているので他のレビュワーさんに譲ります)
感想の前に中身を簡単にお伝えすると、PVが3曲、アルバムメドレーに合わせた映像が一つ、
ショートサイズのドキュメンタリーが2本、そしてたっぷりと楽しめる目玉のスタジオライブとなっております。
冒頭のPV「バンド・オン〜」は当時からあったような作りですが、長年のファンの私でも知らないので
今回作成されたものでしょう。続く「マムーニア」これは逆に部分的に見た事ありなので発掘映像ですね。同じ
ような映像で「ジェット」も見た事ありますが今回は未収録。ひとつ挟んで超有名PV「愛しのヘレン」
トリオ状態のウイングスが楽しくドライブのあの映像です。 でもでもなぜか映像が当時のままの色あせた
カラーフィルム映像。このPVに関しては25周年の時にCGを加えたバージョンも作られたと記憶しているが
今回はあえてオリジナルで。スタジオライブに入る前に短編ドキュメントが3本ありますが、ファンなら市販の
もので馴染み映像でそれの長尺番といったところ。今回の本編CDのおまけとしてはふさわしい内容です。
そしてスタジオライブ映像の「ワン・ハンド・クラッピング」が始まります。
マニアの皆さんは海賊版のビデオお持ちなので内容ご存知ですが、今回初のオフィシャルでの登場。音がいいです、
字幕もあります。しかししかし映像が海賊版と区別がつかない程度で他のレビュワーさんが書いていた映像紛失説
は本当なのかも知れません。 もし問題が解決して映像リマスターしたら単独発売してほしいです。
このスタジオライブはアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」の大成功の一年後に作られた映像で新メンバー
が2人加わり次のアルバム、ツアーに向けて準備中ですよ、的な映像だ。 ポールはウィングスの全盛期
の訪れを予感してその時点のバンドの様子を絵で残しておきたかったようだ。 新ドラマーはすぐに辞めるので
彼自身、編成共に貴重な映像とも言える。 「バンド・オン〜」収録曲以外に名曲「マイ・ラブ」や
オーケストラを絡めてヒット曲「死ぬのは奴らだ」そしてワールドツアー時のアンコール曲でスタジオ録音が
未発表の「ソイリー」やっぱりこれらは今回の目玉といえるだろう。
そしてマニアが食いつくそして泣き笑いがあるのがポールが単独でピアノを弾き語る件だろう。
いままでオフィシャルで収録されなかった曲たちの登場だ。カバー曲「ベビーフェイス」を歌うポールは楽しそうだ。
こんな曲も手がけてますよとメドレーで披露される「レッツ・ラブ」「オール・オブ・ユー」未完成のままといったところ。
「アイル・ギブ・ユー・ア・リング」はその後80年代にシングルのB面で完成版がお目見えとなる。
(未CD化であるが)そしてプログラムは終了。 ちょっと待って!あれ? 海賊版(本来のフィルム)には
エピローグ的にマニア間での超有名未発表「suicide」が入っていたのだが、何かの間違い? それとも出し惜しみ?
マニアを自称するファンのみが最後に涙するDVDでした。 この頃の映像に今まで縁がなかったファンの皆さんは
ぜひ全編堪能してもらいたい。
追記: 前述の"suicide"は作曲した時期の都合なのか2011年6月発売の"McCartney"再発盤にオーディオ/映像収録されることになりました。良かったネ。