あくまで個人的な感想ですが,最近アレンジが控えめ過ぎて,ちょっと残念です。
ファングジョーカーは,もっとトゲトゲしく,野性的な感じにアレンジされているかと思ったのですが,実物は,塗装の個体差を除けば,ほぼサンプルの写真の通りです。しかも,ファングメモリが干渉して,腰回りの可動範囲が狭いです。また,とげが干渉して開脚は90°程度までしかできません。可動を考えての控えめアレンジならまだわかるのですが,これはちょっと期待外れでした。ポージングでも,造形でも,ファングジョーカーの荒々しさが十分表現できないのは,残念です。
スカルは・・・,「誰?」という感じです。カッコ良くアレンジされるわけでもなく,作品に忠実なわけでもなく,どっち付かずの結果,こうなってしまったのでしょうか?ボディ部分に盛り込まれた胸部展開ギミックや,エフェクトは確かにかっこいいのですが,頭部がひどいです・・。致命的なのは,ハットの形状です。三角帽というか,のっぽさんな感じです。これでは,ハードボイルドさは出ないと思います。また,帽子と頭部の間に,色移り防止用のプラキャップが付属するのですが,これを挟むとまともに帽子を固定できなくなります。
付属品は,ナゼか本体以上に気合が入っているようです。アタッシュケースも付属のメモリもドライバーも・・・。どれも良くできています。
作品のイメージを壊さないことは大切なことだとは思います。しかし,元のイメージを独自のアレンジでさらに広げていくのがS.I.C.の良さだと思います。最近のS.I.C.はギミックや可動の進歩には,確かに驚かされるものがあります。しかし,それだけではなく,もう一度以前のように,造形面でも驚かせて欲しいです。