ジオン系MS機体の美しさに痺れてガンプラにのめり込んだオールドファンからすれば、ゼータ以降の敵MSモデルの軽視は実に寂しいところ。
その中でも、活躍シーンは多いながらめっきりクローズアップされることの減ったガルバルディβという機体を思えば、1/100模型化されただけでも幸運かもしれない。
さて、MGモデルを見慣れた目から見れば、いささか大味なディテールでフォルムも立体感の乏しいきらいはある。
しかしこのモデルが必要最小限の「可動できるパーツ」に分割されているのを思えば、原型師に感謝もしたくなるというものだ。
同じシリーズのマーク2、ハイザック、ディアスらに較べれば大きなサービスであり、可動部を活かしてフォルムをいじれば、
逸品に仕上がる可能性は大きい。
あまり改造はし慣れない、という人でも、ジャンクパーツで分割済みのスカートを可動可能にするぐらいは簡単なはずだ。
もともとポリキャップの採用で、古いキットにしては接地性は豊かでもあり、前スカートの全開でポーズ付けは飛躍的に豊かになる。
今風に言えばモナカキットというやつゆえ、MG慣れしたモデラーには不満アリかとも思われるが、そのぶんいじれる愉しみは充分だ。
オリジナルカラーや80年代風デカールで思い切り遊び倒せるプレイヴァリューを、無視するのは損というものだろう。
地味なカラーリングでオプション武器を満載したゲリラ戦用の機体、なんてものも結構サマになる「遊べる」キットだ。