ゴーカイマシンシリーズもついに4弾!
…少ないですね。作品の内容的にもっとえげつない勢いで出るものだと思ってました。
風雷丸はハリケンジャーに登場したロボで、青色だったのが緑色にアレンジされています。
今までの同シリーズは赤ばっかりでしたから、個人的には嬉しい配色。
オリジナルからアレンジされてはいますが「風雷丸だ!」とは分かりますし、
このシリーズで初めて単体でロボになっている(高さは約17cm)のは大きなアドバンテージ。
…と言いたいところですが、ハッキリ言ってこいつにはガッカリさせられました。
まず、握り拳の向きがデフォルトで手のひらが前を向いていて、見栄えが悪いです。
クナイを持っているかのように見立てているのでしょうが、なんとも微妙。
しかも拳に穴がなく、背中に背負った大手裏剣を風雷丸自身は持てません。
劇中では持って攻撃していますし、劇中関係なしにしてもこれぐらいは持てて当然です。
背中への背負い方も凸凹を押さえつけ合う程度の頼りない保持で、遊んでいると気になります。
劇中ではゴーカイオーや豪獣神の肩に乗るのが印象的ですが、
足裏が見事な偏平足で、バランスは極めて悪いです。大手裏剣に乗せるのも自己責任。
合体のために本体・手×2・足×2の5パーツに分離しますが、これらを繋ぐジョイントが収納式で、
合体・分離の際にはわざわざその細かなジョイントを動かさなくてはなりません。
億劫な上に扱い辛くて破損も怖いですし、小さな子供さんには厄介な作業なんじゃないでしょうか。
合体後のハリケンゴーカイオーは、本編でのカッコ良さがウソかのような姿。
このページの商品画像を見ただけでも「腹がスカスカすぎるだろ!」と誰もがツッコむでしょう。
(それでも、このページの3枚目の画像がベストアングルです)
ハリケンジャーのマークも冗談みたいな小ささなのが、悪い意味で印象的。
(公式ではありませんが、ハリケンゴーカイオーの腹がスカスカなのを逆手にとって、
胸のフタを外してそのスペースに押し込めば、スカスカ感が軽減され、
フタの長さも短縮されて良い感じです。大した保持はされませんが、下を向く程度なら大丈夫)
それもこれも目玉であるメットオンギミックの代償なのですが、全然ウリになっていません。
オープンギミックを発動しただけでは「メットがゴーカイオーの頭の前に来る」程度で、
そこから手動でメットを頭頂部に固定し、さらに角を開いてやる必要があります。
それは仕方ないとしても、胸から頭部までメットを繋ぎ運んでいるアームのせいで、
(ゴーカイオーに首がないばっかりに)折角新しくなった顔の下半分が隠れてしまうのが不細工。
旋風神をモデルにしたであろう新マスク自体はとてもカッコイイだけに残念。
手足の手裏剣はオープンギミックを動かすかボタンを押すことで勢い良く展開し、
さらにそれぞれの手裏剣の角度もビシッと気持ちよく決まってくれます。
大手裏剣はゴーカイオーなら勿論持てます。
手裏剣というより風車みたいな感じで、手裏剣部分は手動で回転させられ、ロック機構もあり。
また、手足の手裏剣を展開すると同時に大手裏剣を持つことも可能です(一部の角度だと干渉)。
単純に完成度で言えば、風雷丸は今年のゴーカイロボ玩具の中でも最悪の部類だと感じています。
なんというか、今年のロボ設計担当者の悪いクセの集大成みたいな感じで、
「ゴーカイオーやシンケンゴーカイオーのように、武器をマトモに持つことができない」
「ゴーカイオーの腰や豪獣神の首のように、小さなジョイントをムダに動かす必要がある」など、
遊び手の気持ちを考えてないのでは?と思わざるを得ません。
ちなみに自分は、この風雷丸が他所でも評判が悪いことを知りながら買いました。
実際に買ってみてそれなりに気に入ってはいますが、他人にあまりオススメできないのも確かです。
余談ですが、風雷丸が緑色になのはたぶん「天空神」もイメージしているからでしょうね。
天空神といえば天雷旋風神。胸に大きな手裏剣が付いている合体形態です。
で、ハリケンゴーカイオーの時には、ちょうど風雷丸の背中が前を向くようになっています。
つまり、ここに大手裏剣をセットすれば天雷のリスペクトになり、胸のスカスカも隠せて一石二鳥!
…と試してみたら、かなりムリヤリですが一応できないこともありませんでした。
(そのままでは胸パーツまで大手裏剣が届かないので、ゴーカイオーから外して先に大手裏剣をセットし、
頭頂部のメットジョイントだけで胸ごと保持することでなんとか状態を維持)
すぐにバラけてしまいますが、最初からコレを前提に作って欲しかったなあ、と思う程には良いモノです。