ゲームシステムは前作の「暗黒星団帝国の逆襲」そのままで操作性の悪い白兵戦、理不尽な面もある艦隊戦も健在。艦内探索が出来るステージは結構魅力ですが、クリアのために随分と歩き回らねばならず、攻略法をネット等で得た上で遊んだ方がストレスはたまらないかも。
いずれにせよ、リアルタイム世代の多くには生易しいゲームシステムではありませんが、ネット上の情報等を参考にしつつ、プレイすればクリアは可能です。(逆に情報なしではクリアはかなり難しいという点は課題でしょうね)
ストーリーやデモシーンは不満な点(古代守の艦長就任やトチローの存在、真田澪が偽地球に残る場面、ラストの真田と山崎のセリフ分配等々)もありますが、劇場版映画「ヤマトよ永遠に」でサーシャの死を嘆いた人には嬉しい分岐もあり、私は結構感動しました。生きようとするサーシャを応援し、彼女を信じて自分たちの責務を果たそうとする古代他ヤマトクルーに感情移入が出来ました。ただ、映画で死んでるという思いが感動を増幅させた部分もあり、ゲームシナリオ単独の功績とは言い切れない。
一方、死亡版のENDINGはオリジナル以上に残酷な描写があり、きついです。絵は丁寧なのに演出・シナリオは最悪。
なお、冒頭デモの「敵母星の距離が400万光年」というナレーション。ゲームの顔の部分だけに、そのまま残した企業の良識を疑います。もっともこのシリーズを三本分売で売った商品企画そのものがヤマトを盛り上げたいのかどうかよくわからないですが。
最後に映画「ヤマトよ永遠に」と比べてのことを少々。
映画の方は真田澪の古代へのほのかな恋を描くことで一人の少女の「青春」がくっきりとインパクトをもって描かれる。ゲームの方の彼女は、クルーの一人に過ぎない。死んだの生きたのよりもそこが本質的な違いだと思います。オリジナルにあった「骨」の部分が無いと思うのです。
評価は生存版のシナリオとアニメ・特別CGデモシーンの秀逸さを評価して星三つです。甘いかな。