本作、バンナムのとらドラP、俺妹Pをプレイ済みかどうかで
評価が変わるのではないかと感じました。
以降、ネタバレを含みますのでご注意を。
マルチエンディングの醍醐味はプレイヤーの選択によって
ガラっと話しの展開が変わる事だと思うのですが、
本作、妹ルート以外全てのルートで
(1)起点:『花嫁モデル候補選び』=>花嫁(ヒロイン)決定
(2)経過:ヒロイン、若しくは隣人部メンバーが小鷹の家に押しかけ小鷹奮闘。
(3)終点:花嫁モデル当日((2)で取って来た行動でEDが2,3通りに分かれる)
と話しの大筋が同じなので、『話しがガラっと変わる』という程の印象は無く、
話しが小さくまとまってしまっているように感じました。
先に妹ルートを除外しましたが、妹ルートも起点・終点は違えど、(2)の経過は同じなので、
結局それは全ルートに関して言える事かもしれません。
キャラ毎の小鷹との関係性や性質の違いによるストーリー展開の
差別化は出来ていたと思います。その点は十分楽しめました。
しかしどのエンディングも無難なまとめ方しかされていなかったので、
とらどらPや俺妹Pをプレイして、本作にも同様の度肝を抜くエンディングを
期待していた自分としては、その点も残念でした。
唯一理科エンディングのみ思い切ったものになっているとは思いますが、
このエンディングはとあるルートで理科に対してある事を
ひたすらし続けると辿り着けるという所謂隠しエンディングで、
『理科ルート』のような、そのエンディングに辿り着くための
理科メインの話しを経てというわけではので、今一胸に来るものが無かったです。。
もちろん、『はがない』はまだまだ原作も続いている作品で
色々な事情で規制が掛かってしまった部分はあったのかと思います。
とらどらPは原作、アニメ共に完結後の発売だったので、思い切った事が出来たのでしょうし。。
しかし、同様に未完結作品である俺妹の方は、俺妹Pの一部脚本にも関わった原作者の方が
『プレイヤーに満足して貰うために、未完結作品ですが思い切った事をしています。』
といったようなコメントを出されていたと思いますが、そのコメントの通り
俺妹Pはかなり思い切った所まで踏み込んでいて、相当感動した事を覚えています。
本来なら『はがない』好きの自分としては本作☆5を付けても良いのですが、
そういった前例があるためか相対的に評価が☆4つとなっている次第です。
ここまで批判ばかり書いてきましたが、夜空の10年間にも渡る小鷹への想い等
強い感動を覚えるシーン、思わず笑ってしまうシーンもたくさんありました。
基本的には本作、良作だと思います。
『はがない』は大好きな作品ですので、
ぜひ俺妹Pのように続編を制作して貰いたいと思う今日この頃です。
ちなみに特典の『きらスク』についてですが、
声優陣も豪華で、特典にしてはしっかりと作り込まれています。
内容はプレイしてからのお楽しみですが、
作品のイメージを損ないたくない方は、『主人公の名前』の変更と
『ガヤモード』OFFを強くお勧めします。