PS2版は未プレイですが、動画サイトなどで軽く確認しています。
体験版からのデータを引き継いで、ノーマルモードでクリアしました。
<良い点>
☆シナリオ(一線で活躍した仲間が老いて衰え、やがて死んでいく様子と、不老不死の団長ブラッドの苦悩はとても切なく、共感できました。また、仲間とはいえ、思い通りにならない時もあり、人は一人ひとりが別々の意志を持って生きていることや、不老不死は本当に幸せなのか?など、色々と考えさせられました)
☆音楽(PVでお馴染の「Waltz For Ariah long.ver」を筆頭に、どの曲も素晴らしかったです。個人的にはぜひサントラが欲しいのですが、残念ながらその予定はないそうです。尚、製品版は、私が確認した限りでは、勝利画面:フィールド:女神の泉などで流れる「Waltz For Ariah」の派生曲も含めて、体験版とは違い、PS2版と同じ仕様に戻っているようです。つまり、ちゃんと入っています。体験版をプレイしてガッカリした方もいるかもしれませんので、念のため。音質はヘッドフォンで聴く限りでは良好です)
☆ローテーションバトル(縦3×横4のマス一つ一つに計7キャラを配して、それをどううまくローテーションさせるかで、敵を倒していくシステムです。言葉ではうまく説明できませんが、やりようによっては、こちらが弱くても、被害を抑えて強敵を倒すこともできます。戦闘前に必死で戦術を組み立てて配したキャラがうまく機能して、敵を倒してくれると爽快です。逆にこちらが強くなりすぎるとやや大味に)
☆絵(絵本的なタッチでやわらかいです。キャラはチェコの人形アニメを参考にしているらしいのですが、独特でありながら愛嬌もあります。衰えてもかわいさがあるので、団員を切るときや死んでしまった時に切なさを感じました)
<残念な点>
★UMDロード(データインストール機能がなく、フルインストールした体験版に比べると、明らかにロードが頻繁に入ります。戦闘中、Finish!の直前でコマ落ちしたように一瞬止まったり、エリアチェンジなど音楽の変わる場面では2秒ほどのロード、これがかなりの頻度で入るので、少し気になりました)
★中だるみ(シナリオの序盤はイベントも多く、ぐいぐい世界に引き込まれます。また、終盤の展開とエンディングの余韻も秀逸です。しかし、中盤〜後半の王都ヴァレイに拠点を移したあたりから、極端にイベント数が減ります。ある程度計画的にプレイしていないと、詰む可能性の出てくる時点だけに、モチベーションを保つ意味でもイベントをもう少し厚めにして欲しかった)
★ずれ(イベントで入るナレーションと字幕がずれているのが、少し気になります。また、同じイベント中なのに声のある部分とない部分があって、あれ?ここからは字幕だけなんだ、とちょっと拍子抜けする場面も)
<留意点>
○PS2版との比較(ストーリーモードのイベントはそのままですが、Easy,Normal,Hardの難易度選択が出来、セーブも王都以外の町で出来ます。ブレイブスレジェンドモード[旧クロニクルモード]では、闘技大会などのイベントが10種増え、バランスが変わっているそうです。テイルズキャラの立ち絵はすごい違和感でしたが、彼らが出てくるのは、ブレイブスレジェンドモードのテイルズ技伝授イベントにおいてのみです。シナリオ本筋には関わりません。PS2版の動画と見比べたところ、PSP版のほうがセーブ:ロードはやや早く、半面ところどころでUMD読み込みによる引っかかりがある印象です)
○データ引き継ぎ(体験版からのセーブデータをそのまま引き継げます)
○詰む…かも?(「セーブデータは一つしか作らない主義!」「子供って何?恋愛より友情でしょ」な、漢らしいプレイをした挙句、その戦力でどう考えても無理な連戦イベントの直前や、安定値が大幅にマイナスに振った状態でセーブしてしまうと、ハマるかも…。そこがこのゲームらしいといえばそうですが)
<最後>
初めて友情召喚を覚えたキャラの片割れがすっかり衰えても、思い入れが強くてずっと団員に加えていました。ある時、どうしても召喚(ユニコーン)がないと倒せないような強敵が現われ、全パラ一桁になった彼を泣く泣く出すことに。
編成の時の音楽も相まって、胸が詰まりました。あんなに元気で活躍して団を支えてくれた彼、いまや衰えた彼を死地へやる苦しさ、つらさ、本当に切なかったです。こんな気持ちなったゲームは他にありません。
諸々の欠点で客観的に見て一つ評価を下げてはいますが、個人的には名作だと思います。