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バロック音楽 (講談社学術文庫)
 
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バロック音楽 (講談社学術文庫) [文庫]

皆川 達夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

バロック音楽は、ある意味でもっとも現代的な音楽である。いっさいの先入観を必要とせず、虚心に音の美しさにひたりきらせる純粋さ。楽譜は見取り図にすぎず、ジャズにも似て即興演奏が重視され、聞く者の心に応じた多様な接近が可能となる。バッハやヴィヴァルディに象徴されるようにロック・ファン、ポビュラー・ファンにまで幅広く愛されている理由であろう。本書は、バロック音楽に関する最良の解説書であり、ファン待望の書である。

現代に生きるバッハ――最近おもしろいレコードを聞いた。バージル・フォックスという教会オルガニストがロックの会場で、何万というロック・ファンの若者たちにバッハのオルガン曲を聞かせている実況録音レコードである。まともなバッハである。正統的な演奏といってしまってさしつかえないだろう。多少リズムを鋭くし、テンポをいくぶん速目にとっているが、バッハの音楽には何の変形も加えていない。ところが、若者たちはフォックスの演奏を口笛をもって迎え、バッハの音楽の展開につれ、だんだん興奮し、あげくのはては手拍子までとって熱狂してゆくあり様である。わたくし自身、彼の演奏を生で聞いているが、バッハの音楽との違和感を覚えないばかりか、むしろバッハの音楽の普遍性というか、包容性というものにあらためて感嘆してしまったのである。――本書より

書評再録(本書より)
●バロック音楽と、どこかで、ふと偶然に出会った人に、さらにこの世界にふみ入るための手引きとして、本書は書かれている。一応、歴史的な概説を軸としているが、固苦しい学問臭はほとんど感じさせず、著者の個人的体験をまじえながら、バロック音楽の現代人への問いかけの意味を、一緒に考えて行こうとする姿勢に貫かれている。――<読売新聞>
●氏は、音楽にたいしてつねに開かれた態度で接しようとしている音楽学者であり、バロック音楽のすばらしさを説きながらも、それをべつの時代やべつの民族の音楽に対する優越性とすりかえようとはしない。また宗教音楽についても、「日本人には真の理解は難しい」式の俗論とは破綻委に、バッハが教会のためにも世俗のためにも、いかに人間くさい音楽を書いたかを力説する。――<朝日新聞>

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

名曲の数々、音楽の花園、実り豊かなバロックの世界。装飾的で即興性を重視、ドラマの原理が支配する宇宙。モンテヴェルディのオペラ、ヴィヴァルディのソナタ、クープランのクラヴサン曲、バッハのカンタータ。華やかな宮廷舞曲や多様な世俗器楽や厳かな宗教音楽。音楽ファンを虜にするバロック音楽とはどんなものか。その特徴と魅力をあまさず綴る古楽への本格的な案内書。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/3/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061597523
  • ISBN-13: 978-4061597525
  • 発売日: 2006/3/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
西洋音楽史 2007/4/1
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
今から30年も前のこと、昼にFMで「朝のバロック」の再放送があって、塾の冬期講習から帰って耳にしたときが懐かしい。皆川達夫と服部幸三が、ナビゲーターだった。だが、書籍となると服部幸三のものはなく、皆川達夫の講談社新書で出ていた本書や、音楽之友社の「バロック音楽名曲名盤100選」なんかを、買って、珍しいレコードを参考に、西洋史の真髄に迫れていけるかのような、スリリングな錯覚を楽しんだ。本書を読んだとき、皆川達夫の文章は易しくて、ふうあいがあって、自然に物知りになっていけるような気がした。ご本人は専門はバロックではなく、むしろ中世・ルネサンスとのことも、素人ながらそうかもしれないと感じつつも、却って、古い方からの光で照らし出されるバロック音楽は魅力的だった。それとこの人が推奨する演奏のレコードには、まずはずれが無く、個人的には感性が合うのだなあ、という安心感があった。西洋史のご専門で、美学や音楽学ではない、というのも、歴史好きの人には相性が合うと思う。中世・ルネサンスの著作もぜひ読んで欲しい。しかし、楽理のほうからの歴史(理論史)を突っ込みたい人には、柴田南雄の「西洋音楽史」の中世とバロックの巻がお勧めだと思う。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
文庫サイズですが軽い読み物ではなく、専門的な学術書に近い内容です。しかし、専門用語はわかりやすく解説してあるため(巻末に用語集もあり)理解は難しくありません。

バッハ、ヘンデルはもちろん、コレッリ、リュリ、ラモーなどマイナーな作曲家についてもかなり詳しい記述があり、バロック音楽の歴史、形式、楽器などについて一通り学ぶことができます。

買うときは1200円は高いと思いましたが、値段以上の内容で満足です。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By otik0608 VINE™ メンバー
形式:新書
初版発行が1972年とやや古いが、これ一冊でバロック音楽の基礎知識をGETできる。バロックファンの「教科書」と言える本だ。
文章も堅苦しくなくて読みやすい。堂々と「ヴィヴァルディは嫌い」と言ったり、テレマンを吉川英治に例えたりと、歯に衣着せぬ「皆川節」が全編にわたって炸裂している。
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バロック音楽の黎明から最盛期まで丹念に解説
... 続きを読む
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読み終えるのが惜しく、読み終えた後、すぐにまた読み返したくなった。CDを繰り返して聴くことと同じだ。こういう経験はめったにあるものではない。音楽への愛情に加えて、... 続きを読む
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私の原点
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投稿日: 2006/7/3 投稿者: 田中サムソン
充実の内容
音楽史を専門的に研究する人ならばいざ知らず、一般の音楽愛好家やアマチュア演奏者にとっては充分な内容だと思います。楽器の変遷や歴史の流れに沿った作曲家の位置づけ、作... 続きを読む
投稿日: 2006/3/29 投稿者: 汲平
バロック期の作曲家についての最高のハンドブック
 バロック期の作曲家についての最高のハンドブック。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/12 投稿者: 志村真幸
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