この本は、『クロワゼ』という、大人からバレエレッスンを始めた方向けの本で,VOL31号に掲載された「大人のバレエ用語集」の内容に、かなり加筆されたものとなっています。掲載されている「pas」は、初心者向けの本によく紹介されている「プリエ」、「タンデュ」の他に、「イタリアン・フェッテ」、「ランベルセ」、「アントルシャ」、「フェッテ・アンテュールナン」など、私にできるかはともかく(笑)舞台や先生の見本では、速すぎて、どんな動きになっているのか目で追えなかったのが、静止の連続写真で説明とともに、掲載されており、とても、勉強になります。
また、舞台用語も、「アントレ」、「暗転」、「板付き」などについて、簡潔に説明されており、舞台経験者の方々にとっては、おそらく、当たり前の用語なのだと思いますが、私は全くの素人なので、、読んでいて新鮮で、面白かったです。
「pas」の掲載数そのものでは、Gretchen Ward Warren氏による「クラシック・バレエ・テクニック」には遠く及びませんが、この本のサイズは小さなカバンにも入る手帳サイズで、前述の「クラシック・バレエ・テクニック」と違い、ほとんどかさばりません。これは、荷物が多くなりがちなバレエ生徒にとって重宝すると思います。
あと、「pas」もフランス語の綴りとカタカナ、言葉のもともとの意味(例えばトンベ『tombe』は「落ちる」、前述のアントルシャ『entrechat』は「編む」など、言葉のイメージから「pas」が覚えられるように、との配慮が感じられて、有難いです。
バレエが大好きな大人の方に、強くお勧めします。