主演映画を見て以来、気になる人でした。
その魅力は、時折テレビのトーク番組などで見せる、自分の自信を隠さないところ。
時に有名人と呼ばれる人たちは、無粋なまでの謙虚さで自分を隠すのに、
彼女にはそれがない。
かといって、彼女が謙虚ではないと言うのではない。
彼女は自分が「良くも悪くも非凡な人間」であることを知っているんだ。
この本の中で彼女が書いたことは徹底的に「自分」のこと。
なぜ踊りたいのか、踊り続けるのか、を追求することはすなわち、
なぜ生きているのか、どうやって生きていくのかを模索するのと同じことだ。
彼女は幸運の持ち主だ。
けれどそれは、
自分と真摯に向き合った過程で、
降って湧いてきたような幸運、
「自力で掴んだ」というような力みがない幸運だ。
その幸運を自分にどう作用させるか、
そこで自分を知っているかどうかがカギになる。
「幸せに必要なのは相手を得ることではなく自分を得ること」
そんなことを思った。
踊り続けた間に確立した自分を持って、彼女は次の世界の扉を開けた。
ますます気になる人になった。