勢いで買ってしまいました(^^;
内容は
・作品の中で登場人物たちが食事を取る様々な場面の抜粋
・食べ物を描くにあたってヒントになった上橋さんの思い出や経験などのエッセイ
・レシピと写真
から構成され180ページちょっとで、エッセイは上橋さんの気さくな文章で綴られ、気楽に読むことの出来る一冊だと思います。
各料理の写真は、全てカラーです。
宮廷料理には上品な高杯、サンガルの料理には涼しげなガラスの器など、盛り付けも物語の背景を感じられるように意識されていて、そういったところからも作品世界を楽しめるのではないかと思います。
エッセイでは食べ物にものすごい関心を寄せていた(笑)上橋さんの幼少の頃の思い出の味や、フィールドワーク、旅行などの思い出が中心に書かれています。
オーストラリアでじいさんエミューを地元民の方々と味わったエピソードなどは、なかなかびっくりします。
常々、上橋さんの作品は地に足付いているというか、どうも土臭いな〜と感じていたのですが(汚いとかいう意味でなく)、それらがこのフィールドワークでの実体験から培われたものだと分かり納得しました。
登場人物たちが手に入れることの出来るであろう食材や土地や状況に応じた調理法を思い浮かべながら、作品の中でしっかりとしたリアリティが根付くように意識されたとのことです。
上橋さんが試食されて絶品だったというタンダの山菜鍋味噌味バージョン、ノギ屋の鶏飯、ラルウは是非試してみたいです。特にピーナッツバターを使うという山菜鍋はその味に思いをはせるだけで涎ものです(^^)
500円ちょっとですし、レシピ本としても、エッセイとしてもファンの方には買って損のない一冊だと思います。