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おなじみの人気盤だが、今回は単なる再発ではなく、2枚組全22曲入りのデラックス版だ。1枚目にはこれまで同様の8曲が収録されていて、14曲入りの2枚目は未発表演奏が中心。
DISC2<1>はジョニー・ハートマンとの共演盤に入っていた曲だが、ここに聴かれるのはそれに先立つ録音で、マッコイ・タイナーとのデュオ演奏。全部で5トラック収録されている「グリーンスリーヴス」は、シングル盤で発売されたトラック以外はすべて未発表演奏。「イッツ・イージー・トゥ・リメンバー」は1枚目に入っているのが本テイクで、2枚目に入っている7トラックはすべて別テイク。それらの別テイクでコルトレーンはテンポやリズムを変え、さまざまなアプローチを試みている。これを聴くと、いかにコルトレーンが試行錯誤していたかが分かって興味深い。
ルディ・ヴァン・ゲルダーによる最新のリマスタリングによって、音質面も飛躍的に改善された。というわけで、持ってない人はもちろん、すでにこのアルバムを持っている人も看過できない作品だ。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
コルトレーン作品の中でも日本で人気の高いアルバム『バラード』。今回その『バラード』の未発表テイクが見つかったとジャズ界騒然の音源が登場。ディスク2にその話題の14テイクが収録。