この著書が、なかにし礼の「兄弟」のパクリネタであることは、以外に知られていない。なかにし礼の「兄弟」を読んで面白かったと感じた方は、一読を勧める。内容の深さとエンターテイメント性を無理なく両立させているところは、さすがに英国文学史上に名を残す文豪である。また、話の起承転結が巧みに構成されているので、長編小説であるにもかかわらず、途中で読み飽きない。それと比較すると、なかにし礼の「兄弟」は、所詮出来の悪いデッドコピーでしかなく、話にヤマも無ければオチも無い。もっとも、嘘八百を並べるしか能が無い輩(「てるてる家族の照子さん」は、「若草姉妹」のパクリであることは結構有名な話)に、独創性を期待すること自体無理があるのだが・・・