そもそもポップアートとは、その通俗性あるいは大衆性ゆえに魅力的であると同時に、我々の心や文化そのものを写す鏡となる存在だ。
その意味において、このCD&DVDにぎっちりとつまった映像および音声は、愛すべきチャーミングさと、目を背けたくなるような居心地悪さや恥ずかしさを含む、現代日本文化の鏡像として。本当の意味でのJ-POPあるいはJapan Pop Cultureの集大成的な作品群としての、突出したユニークさを持つ、まさにコンテンポラリーなポップアートそのものといえる。我々があえて忘却しているような、無意識の隙間を、バブルB氏は映像と音声のサンプリングとエフェクトを使った誇張や拡大によって、意識化してしまう。
それはともかく、Enjo-G氏のボーカルとなるオリジナル曲「セットでドリンクバー」や「バリバリスナック」の圧倒的な素晴らしさといったら。これらの楽曲のライブ中、偶然居合わせた子どもたちが、勝手にステージに登って踊りだしてしまったというようなエピソードからもわかるが、とにかくキャッチーで、数日間は耳に残ることは間違いない。
海外の現代美術などに注目する前に、まずこのボリュームたっぷりの作品集を鑑賞してみてはいかがでしょうか?