経済成長や株式相場の上昇は、人口特性、世代、技術革新に左右されるというのが著者の主張。これらの要素を分析した結果、米市場では「2009年にかけて株価は再び大きく上昇」し、2009年にダウ工業株平均が3万5000~4万ドルに達すると予測する。2000~02年に株価は大幅に下落したが、最大の好況と強気相場はまだ終わっておらず、2009年後半から2010年半ば頃にベビーブーム世代の支出と生産性のサイクルが完了する時、初めてこの好況が終わると見る。2000~09年までの10年間が、米史上最大の株価上昇となった1922~29年の「狂乱の20年代」とよく似た状況であると指摘。好況の牽引役である新富裕層の特徴や攻略法なども解説する。
日本市場の行方も予測している。日本では多くの主要先進国のように50年代から60年代前半にベビーブームが起きなかった。新世代の支出は、米国よりも20年ほど早い80年代後半にピークを迎えた。だが、日本の人口特性の変化による個人消費の減少傾向は終わりつつあり、今後2009年まで緩やかな成長が見られ、2020年まで好況が続くだろうと予測する。
(日経ビジネス 2006/07/03 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
全投資家、経営者、経営幹部、必携の書!
「本書は、類書がないほど貴重な予測書である」神田昌典(「監訳者あとがき」より)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
切り口は斬新だが・・・,
By コーズィー (埼玉県所沢市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: バブル再来 (単行本)
人口動態という新しい切り口で経済の先行きを論じているが、根拠となる資料が、偏っているため著者の論理に多少の疑問を感じる。様々な資料で多面的に論じれば、魅力的な書籍になったのではないか。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
2008年からの日本の好況?,
By
レビュー対象商品: バブル再来 (単行本)
人口動態を切り口に、主にアメリカ経済について書かれた本で、日本についての記述がどうしても少ない点は残念ですが、「実は世の中単純で、人口動態による消費支出の予想である程度予想可能なんだよ」という切り口は判りやすく、実際に今まであたっているのでしょうから信じることにしました。日本では2008年から2020年にかけて人口動態上、消費支出が伸びやすい環境にあり好況になり、その同時期にアメリカは不況になるという予想も記述されています。アメリカが不況になって日本は好況という図式は実際にはピンとこないのですが、過去にも同様の現象はあったのですよね。 第8章のニューミリオネアエコノミーについては、これからの富裕層に対するマーケティングの指針が書かれてます。断じて富裕層ではない私でも、ショッピング時やサービスを受ける際にコンシェルジュ的なサービスを受けたいという欲求はかなり出てきますから、やはりそういった需要は確実にあるのだろうなと思います。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
視点,
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レビュー対象商品: バブル再来 (単行本)
人口動態から経済や相場の動向を読み解こうとする視点そのものは若干興味深いものがあるものの、論証の方法が自説に合うような資料のみを持ち出して書かれている印象が強い。本書のバブル再来の予測は、占星術が当たるかどうかと同程度の意味であろう。
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