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バブルは別の顔をしてやってくる(日経プレミアシリーズ)
 
 

バブルは別の顔をしてやってくる(日経プレミアシリーズ) [新書]

熊野 英生
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

バブルは再びやってくる。しかし、過去と異なる様相で。各国で実行されている超低金利政策、財政出動は過剰流動性の大波となって世界を覆う。私達は同じ轍を繰り返すのか。現在進行中の「新型バブル」の萌芽を描く。

内容(「BOOK」データベースより)

バブルは何度でもやってくる。過去とは異なる様相で―。世界各国が実行した低金利誘導、財政出動が投機マネーを再び勢いづかせる。世界金融危機の記憶もさめやらぬうちに、人類はまた過ちを繰り返すのか?人気エコノミストが、中国、新興国、資源価格、環境分野など新たなバブル経済の可能性を徹底分析する。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/2/9)
  • ISBN-10: 4532260698
  • ISBN-13: 978-4532260699
  • 発売日: 2010/2/9
  • 商品の寸法: 17.6 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 452,039位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
  
 まず、「バブル(bubbles)」とは、教科書的には資産の「ファンダメンタルな価格と現実の価格の差」(齊藤誠『新しいマクロ経済学』)であり、「資産の市場価格がそのファンダメンタル価値から乖離する状態が一定期間持続するとみられる事態」を一般に「バブルの発生」と呼ぶ(池尾和人『現代の金融入門』)。人類史上初といえる「バブル」は、1634年から36年にかけてオランダで発生した。この投機ブームの主役は、コンスタンチノープル(イスタンブール)の金持ちの庭で発見された新種の珍しい花、チューリップであった。

 この事例は、後世「チューリップ・バブル」などと語り継がれているが、では、2008年9月15日に破綻した投資銀行のリーマン・ブラザーズ等に象徴される金融(証券化)バブルの主役は…というと、勿論、チューリップのような「愛らしい花」ではない。それは債務担保証券(CDO)などに代表される「証券化商品」であった。「証券化とは、キャッシュフローを生み出す資産に値段を付けて転売する金融技術のこと」であり、現代の“錬金術師”たちは、その金融技術の「複雑さ」を「魔法」のように信じ込ませたのである(本書)。

 このことは、中島誠之助さんの「ニセモノ師たち」を彷彿とさせよう。そう、中島さんも「骨董の世界は、『生産性のない社会』」と語っているけれど、〈過剰流動性〉を槓桿としている昨今の「金融の世界」も同様だ。それはともかく、「証券化バブルの崩壊で破綻したのは、証券化市場という金融市場の一分野に過ぎない」し、「マネーを動かす基本構造は健在」だ(同)。著者も述べるように「バブルは繰り返しやってくる」、それも「別の顔」をして…。そして、それは「環境分野」にやってくるのではないか、というのが著者の推断だ。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
あんなに皆が金融危機で痛い思いをしたにもかかわらず、早くも忘れ始めているようだ。事実原油価格はボトムから数倍となっている。いずれバブルは再来するのだ、、、、、、、別の形で。
本書は、今般の金融危機前後の状況を概観した上で、今後予測されるバブルがいかなる形で現れるかを大胆に予測している。
平易でわかりやすい内容。FXやミセスワタナベ現象なども登場してくるので、一般の方にも関心をもってお読み頂けるのではないか?
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By be3osaka トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
世界が経済面でつながってしまったといっていい現代において危機の下にある政府は何をなしうるのか。エコノミストの役割はそれを示すことではなかろうか。この本はそうした期待に応えようとして書かれたにちがいない。
バブルは何度も起きるから、その警戒を怠るなと読めた。今、類書は新書の範囲だけでもかなりの数に上る。著者の得意とする分野が異なるので細部では独自性をもって書かれているが、大筋においてはあまり違わないようにみえる。

「100年に一度の危機」とはグリーンスパンの言葉であるが、これを使いすぎた日本の政治家への批判はあたっている。麻生さんも民主党も似たようなものであるとの指摘にも賛成したい。
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