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バブルとデフレ (講談社現代新書)
 
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バブルとデフレ (講談社現代新書) [新書]

森永 卓郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)

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商品の説明

日経ビジネス

現代日本を心理分析する
今の日本は、先行き不安で買い控えがはじまり、それが不況を呼ぶという悪循環に陥っている。将来に対して楽観論を持つことは許されない雰囲気だ。著者はこのような状況を「一種の集団的狂気」と呼ぶ。

日本国民はそんな集団的狂気をほんの10年ほど前にも経験している。日本人全体が狂喜乱舞したバブル経済だ。本書は、人間がいつ狂気に陥り、いつ正気でいるのかを説明し、バブルとデフレの原因を解き明かすことで、今後の日本経済の方向を探る。

著者は、バブル期を高度成長期の再現だと述べる。一例が地価や離婚率の上昇だ。高度成長期と同じメカニズムがまわり始めたことがバブル発生の要因だという。その高度成長期は、過当競争に基づく経済・社会システム、つまり集団狂気のごとく、1つの方向に向かって進むという戦後経済体制が主流だった。

逆に言えば、現在発生している集団狂気のデフレは、バブル崩壊後に取り入れられた市場原理という新しい競争スタイルが定着し、戦後経済体制の一掃が終われば、おのずと解決されると説く。現代日本の状況を整理するのに、読みたい1冊だ。


(日経ビジネス1999/3/8号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

1億総バブルから恐慌型デフレへ、経済学だけでは理解できない異常事態はなぜ生じたか。その病理と心理の徹底分析から「日米再逆転の日」が見えてきた。誰も書かなかった日本経済15年の決算書!

[恐慌型デフレ突入の要因]──暗い展望を述べていたエコノミストたちは、本当に経済が落ち込んでいくと「予言者」としての評価を得られることになり、さらに暗い予測を口にしていく。人々が暗い気分になっていけば、実際に経済も落ち込んでいくから、予測をはずす危険性はますます小さくなり、エコノミストたちの名声は一層高まっていく。こうした状況は、バブル経済の時期に、多くのエコノミストが日本経済の強さを、もっともらしい理論で解説していたことのちょうど裏返しである。世間の評価は、本来の実力を大幅に超えた極端なところに行き着くまで、そのトレンドを変えることはないのである。そうして、世間から知性が高いと思われる人々が先導する形で国民全体が集団的狂気に陥っていく。その意味で、日本経済に対する評価は「逆バブル」の状況を迎えているのである。──本書より

内容(「BOOK」データベースより)

一億総バブルから恐慌型デフレへ、経済学だけでは理解できない異常事態はなぜ生じたか。その病理と心理の徹底分析から「日米再逆転の日」が見えてきた。誰も書かなかった日本経済十五年の決算書。

著者紹介

1957年生まれ、東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁などを経て、現在金融系シンクタンク主任研究員。専門は計量経済学と労働経済学。ユニークな視点から経済・社会を分析し注目を集める。
著書に『〈非婚〉のすすめ』──講談社現代新書──などがある。

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