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バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)
 
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バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー) [単行本]

フランシス・スコット フィッツジェラルド , F.Scott Fitzgerald , 村上 春樹
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

僕らはフィッツジェラルドという不躾なくらいに気前よく才能をまき散らす作家に、脱帽しないわけにはいかない―天性の「作家の眼」と、見事なばかりの筆の切れ、失敗者に注がれる温かいまなざし。ビター・スイートなフェアリ・テイル五篇に、訳者のアッシュヴィル訪問記を付す。ライブラリー版にはマルカム・カウリーのエッセイを新収録。

内容(「MARC」データベースより)

天性の「作家の眼」と見事なばかりの筆の切れ、失敗者に注がれる温かいまなざし。ビター・スイートなフェアリ・テイル5篇のほか、訳者のアッシュヴィル訪問記、マルカム・カウリーのエッセイを収録。

登録情報

  • 単行本: 355ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/11)
  • ISBN-10: 4124035179
  • ISBN-13: 978-4124035179
  • 発売日: 2008/11
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「バビロンに帰る」が目的でこの本を購入しました。

読んでみて、初めは主人公ではなくて、妹の方に感情移入しました。
後半の方になってくると主人公がだんだん哀れになってきます。

取り返しのないことをしたと悔やんでも、失ったものは戻ってこないというツラさが、
登場人物からすごく伝わってきます。

この作品は、エリザベス・テーラー主演で映画化もされています。
私は本の方が好きですが。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By marino VINE™ メンバー
形式:文庫
フィッツジェラルドの短編小説、「ジェリービーン」、「カットグラスの鉢」、「結婚パーティ」、「バビロンに帰る」、「新緑」を村上春樹が翻訳した短編小説集。
スムーズな翻訳で、それぞれの作品に村上春樹の解説が付き、しかもフィッツジェラルドに関するエッセイも付くという作品で、フィッツジェラルドが始めてな人も、「グレートギャッツビー」等の作品を読みフィッツジェラルド作品をさらに深めたい人にもおススメだ。

特に「バビロンに帰る」は村上春樹がフィッツジェラルドの最高傑作と呼ぶに相応しい作品である。読み始めでは何が最高なのかわからないかもしれないが、読み終わった後の(フィッツジェラルド独特の)余韻は、まさに酒を飲んでいる時のように心地良いものである。

個人的には「カットグラスの鉢」が気に入っています。フィッツジェラルド作品には珍しく女性を中心に描かれていて、(女性にとっては致命的な)年月の残酷さを表現していると思う。

それから、この表紙が気に入っています。この表紙こそが、作品の中に漂う儚い雰囲気を表現しているのではないかと感じています。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By samansa
形式:文庫
若い頃読んだ時にはフィッツジェラルドにしては少し気味の悪い作品と思った記憶がある。

今になって読んでみて、このカットグラスに象徴された物が解るようになった自分がちょっとかなしいかな。。。

ほぼデビュー時に書かれたこの作品。フィッツジェラルドの初期の作品は女性にとっては意地悪な感じが少しある。

漆黒の瞳のある青年に”僕は君に贈り物をあげるよ。それは君と同じように硬くて、美しくて、空っぽで中が透けて見えるものだよ。”

という言葉と共にもらったカットグラス、大して重要性も感じず持ち続ける。

年月は経ち、この硬くて冷たくて美しい物に復讐されているように感じてしまう主人公。

この短編終わり近くのガラスの幻想的描写はなんだか心に刺さります。

光は影に、影は光に屈折しゆがめられる光ときらめき。そして

”私は運命だ・・・物事の結末であり君のささやかな夢の成れの果てだ。私は飛び去る時間であり、

消え行く美しさであり、満たさざれる欲望だ・・・君の手の及ばぬものであり、人生という料理の薬味なのだ。”

もう呪いとしか思えない主人公はこのガラスと共に破滅する。しかしこの粉々に砕けた破片を

”月光に照らされた街路中に・・・光煌きを放つ・・・”と描写するところはとてもフィッツジェラルドらしく思う。
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