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堀晃の『バビロニア・ウェーブ』は、古典的と言えるほどの「宇宙もの」ハードSF。深宇宙(ディープ・スペース)の光景や無重力状態での作業の緻密かつ正確な描写、スペースコロニーの人工重力で育ったスペース・マンの「地球の重力には慣れることができない」という感覚など、全てリアルそのもの。中でも圧巻はタイトルにもなっている謎のエネルギー波を利用した恒星間宇宙船の描写だ。
太陽系に無尽蔵とも言えるエネルギーを供給している一方で、人類の宇宙進出を阻むようにも見えるバビロニア・ウェーブの謎とは? 謎解きのサスペンスもあくまでハード(非情)で、エイリアンなども出てこないが、古き良き宇宙ものハードSFが好きな人にはお薦め。
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