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バビロニア・ウェーブ
 
 

バビロニア・ウェーブ [単行本]

堀 晃
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

銀河を貫く、広大なレーザー光束。SF史上空前のスケールで迫る、壮大なスペースSF巨篇。あの「太陽風交点」から7年。SF大賞受賞作家・堀晃待望の長篇第一作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

堀 晃
1944年、兵庫県生まれ。大阪大学基礎工学部卒。1970年、短編「イカルスの翼」が『SFマガジン』に掲載されデビュー。1981年『太陽風交点』で第1回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 徳間書店 (1988/12)
  • ISBN-10: 4191238027
  • ISBN-13: 978-4191238022
  • 発売日: 1988/12
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,055,968位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本作品はなんと言っても「銀河面を垂直に貫く直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」の謎解きの過程が一番の魅力だが、私は「宇宙」の表現方法にも感慨を覚えた。今まで少なからずSF作品を見てきたが、ここまでリアリティの溢れた「宇宙」が表現された作品は初めてだった。本当に「宇宙」をそこに感じた。

天文学的・物理学的知識に基づいた正確な数値の羅列が「宇宙」を正確なものにしていることは疑いない。しかし最も有効だったのが“光”の捉え方がうまかったことだと感じる。本作品は“反射”がバビロニア・ウェーブの謎を探る重要なキーワードとなっているので、“光”の屈折の仕方や宇宙空間における物体の見え方にとことんこだわっていた。

最終的にはバビロニア・ウェーブの謎を媒介することによって、太陽系だけでなく銀河系の謎をも解いてゆくという壮大なものになっている。一度読めば何度も読み返してしまうだろう。読後感はすごくよかった。一読をオススメする。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By and-rei
形式:単行本
かつてハードSF作家と言えば、A.C.クラーク、ブライアン・オールディス、光瀬龍、J.P.ホーガンなど、圧倒的に「宇宙もの」の作家が多かったように思う。この状況が変わったのは多分、1980年代後半以降、遺伝子ものや量子論ものが書かれるようになってからだ。

 堀晃の『バビロニア・ウェーブ』は、古典的と言えるほどの「宇宙もの」ハードSF。深宇宙(ディープ・スペース)の光景や無重力状態での作業の緻密かつ正確な描写、スペースコロニーの人工重力で育ったスペース・マンの「地球の重力には慣れることができない」という感覚など、全てリアルそのもの。中でも圧巻はタイトルにもなっている謎のエネルギー波を利用した恒星間宇宙船の描写だ。
 太陽系に無尽蔵とも言えるエネルギーを供給している一方で、人類の宇宙進出を阻むようにも見えるバビロニア・ウェーブの謎とは? 謎解きのサスペンスもあくまでハード(非情)で、エイリアンなども出てこないが、古き良き宇宙ものハードSFが好きな人にはお薦め。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 藤崎健一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 ハードSFなのは間違い無い。が、しかし本作の場合は宇宙物理学の素養が
必須です。ストーリーだけではこの物語の世界がどれだけ精緻に組まれている
かが理解出来ないのです(私も出来ない方に属します)。

 設定は二重丸を超えて、三重丸でも良いのでしょう。ただ、ストーリーは
結局、主人公の自分探し(自分の真の姿を探すの意味では無く、居場所を
見つけるの意)にタイトルにもある摩訶不思議なウェーブ(光の波)の秘密
探しを絡めただけ。

 登場人物の殆ど(主人公以外)が研究者だからかもしれませんが、余りに
他人に対してあっさりしすぎている(感傷的にならないのであれば、ならない
なりの理由がいるでしょ?)のも、イマイチ話の中に入れなかった理由の一つ
かな、と。

 読む人を選ぶ一冊です。
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地球から三光日の距離に、直径1200kmのコヒーレントな定在波の束が存在する。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: birdsong
核心に迫るまでが長すぎ
バビロニアウェーブの謎に迫る核心の部分が結局終盤に急ぎ足で詰め込まれていて、そこに至るまでは延々とバビロニアウェーブによって起こる事故のことが語られている。もとも... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: よっさん
ストイックなジャパニーズSF
日本人でもこんな宇宙SFが書けるんだと素直に関心。
SFとして十分面白いですが、釈然としない感じが残るのは、... 続きを読む
投稿日: 2010/1/11 投稿者: steelydan
ラストに向けてのスケールの広がりが見事。
堀さんの作品を読むのはこれが2作目。1作目は「遺跡の声」だった。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/26 投稿者: ポチR
ちょっと欲求不満
大分前に文庫化になったのを買っていたんだけど、ようやく読むことができた。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/15 投稿者: hamachobi
映画化したら面白いかもしれない
専門家が最後に解説しているけれど、そんなことより。SFとしては十分面白い。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/21 投稿者: 黄金比
堀晃は長編向きではないのか?
全体的な雰囲気は遺跡シリーズそのもの。
短編の舞台としてはよいと思うのだが、長編でこれをやられるのはちょっとつらい。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/6 投稿者: 中村拓男
物理好きの人には神、それ以外の人にはゴミ
良くも悪くもハードSF。科学考証は非常に正確になされている(のだろう)。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/15 投稿者: ooga
宇宙SFだ。
日本人の書く宇宙SFはあまり多くないが、堀晃さんの作品は本格的で面白い。
本作も宇宙SFとして立派な作品。もっと評価されて良いと思う。
投稿日: 2007/8/12 投稿者: TAKE
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