私はこのリメイク版が製作される以前に、オリジナル版の『オープン・ユア・アイズ』をたまたま観たのが最初でしたが、全く予想外な展開に度肝を抜かれたのを覚えています。そしてまさかのハリウッド・リメイク!でした。しかも、トム・クルーズにキャメロン・ディアス、カート・ラッセルと豪華キャスト。スピルバーグがチラッと出てます。ペネロペがオリジナル版と同じ役で出演したのが一番驚きました。ストーリーは基本的にオリジナル版と同じなので、見比べるのが面白いですが、オリジナル版はサスペンス色が強いのに対して、本作はラブストーリー色が強い印象。アメリカではトムのキャラが知的すぎて評判が悪かったらしいですが、私は歴代のトム作品の中でも特に大好きです。とにかく斬新で衝撃的、頭がショートしてしまいそうな展開が素晴らしい。ポップなラブストーリー、サスペンスの恐怖、意外なSFの要素、急にしんみりとさせられてしまうラストの感動と、お腹いっぱいになります。予備知識無しで観たならば、驚くこと間違いないでしょう。そして観た人は、観てない誰かに観せたくなること間違いないでしょう(笑)。音楽も素晴らしくて豪華。ポール・マッカートニーがエンディング曲を作っていたり、キャメロン・ディアスが歌っていたり。キャメロンの歌声はぜひサントラでしっかり聴いてもらいたい。どこか悲しげな歌声と曲調が、ジュリーの悲劇的な末路と重なって泣けてきます。ちなみに、ちょっと気付いたので書きますが、トムが本作に出る少し前の作品が『アイズ・ワイド・シャット』で、本作のオリジナル版のタイトルや印象的なセリフが『オープン・ユア・アイズ』。目を閉じて→目を開けて、ちょっと面白くないですか?あと、『オープン〜』の監督は、トムの奥さんだったニコール・キッドマンを主演に『アザーズ』を撮っています。