カーアクション映画と呼ばれる映画は何本もあります。でもここまでクルマがストーリーの中心に置かれた映画は他にはありません(断言!)。延々45分間、ひたすらパトカーとのカーチェイスをリアルに生々しく描いたこの作品に、比較対象となる映画は存在しません。今まで見たことの無い、あまりに激しいカーアクションは衝撃的です。
ニコラス・ケイジの「60セカンズ」はこのリメイクですが、個人的には全く違う映画だと考えています。「60セカンズ」でがっかりした人も楽しめた人も、試しにぜひ挑戦してみてほしいです。
ただ念願のDVD化された仕様は、他の方も書かれているように、日本で劇場公開されたバージョンとは音楽が大きく異なっており、オリジナルの持つ雰囲気は残っていません。おおらかなカントリー調の曲が最高だったのになぁ。唯一残念な点でした。完全オリジナル版での再販を期待します!!(オリジナル版のサントラも再販されたら即買いです!)
この作品を作り上げたH・B・ハリッキーという人は、100台を越える車を破壊しながら延々とカーチェイスが続くこの前代未聞の娯楽作品を作るため、いくつもの映画会社を回って企画を売り込みました。しかし、映画会社には全く相手にされず門前払い。そこで自ら制作資金を調達して自力で完成まで漕ぎ着けたのです。その情熱の甲斐もあって、「バニシングIN60」は大ヒットを記録しました。映画好きとしても、クルマ好きとしても、ハリッキーの姿勢にはとても感銘を受けます。
ちなみに、私は4歳の頃劇場で見たこの作品のせいでクルマ好きになり、気付くと今は自動車に関わるデザインをしながらこの作品の主役1973年型Mustangを買う為の貯金をしています。。。