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ありていに言うと「少女が大人になる物語」だと思うのですが、なんとでも深く読み込める作品です。
守られていた子供から、大人の女性にならなければならないことへの、恐怖、不安、拒否。衣良までいくと極端だけど、自分がどこの何者なのか、いったい今から何にならなければならないのか、そうしてどこで誰に認めてもらえるのか。そういう自分の存在自体や生きてゆくこと、それに伴う変化への根本的な疑問や恐怖は誰しも持つのではないかと思います。
私はそのへんの感受性は鈍感なほうなので、読んで想像するしかないのですが、そうやって読むだけでもじんと感じるものがあります。
また大島作品全体にいえることですが、詩のようなモノローグや台詞が本当に美しいです。
べつに周りからすっごく浮いてるわけじゃないんだけど、周りの女の子達となんとなく距離感を感じてしまう女の子(まだ子供すぎるのか、考えが甘いのか、人として冷たいのか?)、自分は生まれてくる時代を間違えてしまったのではと思っている女の子(なんか妙に古めかしくて現代の世相にちょっとついていけない?)がいたら、多分共感できるのではないかと思います。ぜひ読んでみてください。
吉田秋生の「桜の園」に感動した人は多分いけると思います。
ただ、私も友人に勧めまくりましたが、ダメな人は全くだめです。
ツボに入ったら最高なんですけどね。。。
ちなみに私はおいしそうな題名に惹かれて買いました・・・が中身は大違い(笑)。
でもなんとなく悔しいので”バナナブレッドのプティング”は違う料理本を参考に作ってみました。
かなりおいしいでかったですよ!
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