原作の単行本と対のような装丁で、およそ660ページにおよぶメイキング本。原作の版元ということもあり、まず200ページほどにわたり、その創作過程の一部公開や著者のロングインタビュー、センセーションとなった周辺の事情説明や多くのレビューなど、原作についてのサブテキスト的な部分が占め(原作ファンには見逃せない資料も)、その後450ページ以上にわたって(!)、二度にわたる監督インタビュー、『映画秘宝』誌でも括約中の(?)ギンティ小林氏による撮影密着ルポ、メインキャスト・スタッフへのインタビュー(特にスタッフ陣へのそれは詳細を極めており、必読)などなど、さまざまな角度から映画『バトル・ロワイアル』の製作過程を追う、という構成となっている。
この本を読み、さらにメイキング・ドキュメンタリー『映画は戦場だ』を観ることができれば、BRを作った深作組の、かなり深いところまで感じることができるはずだ。