もとはアメリカのテレビ・ムービーですが、評価が非常に高かった為、
他国では劇場公開となった秀作です(スピルバーグの「激突!」と同じですね)。
フィクションも入ってますし、1時間半強の尺ではなかなか説明し難かった部分も多々あり。
とはいえ、「パーソナル・コンピュータ」などという言葉も概念も殆ど無かった時代に、
同じ年齢のジョブスとゲイツが切磋琢磨してその礎を築いた、
そんな二人の代表的な(?)トピックスが、効果的に表現されています。
若き「才能」や「情熱」や「執念」というものは、やはりもの凄いパワーです。
「金儲け」が最初の目的ではない、その勇気・・・
なぜか爽やかで、後味が良い・・・しかも誇張が無い、噂に違わぬ秀作です。
制作から公開は1998年〜99年で、
ジョブスはアップルに奇跡の復活を果たし、iMacを発表してアップル再生の第1歩を踏み出し、
ゲイツはWindows98を出して、OSの世界基準を確固たるものにした頃でした。
まさにグッド・タイミングでしたし、よくぞこの時期に制作したと思います。
本人であるジョブスもゲイツも「大目に見た」ところも素晴らしい。
ちなみに二人ともこの作品に関してオフィシャルな発言は無いのですが、
99年の「マックワールド」で、何とジョブス役を演じたノア・ワイリーがジョブスの物真似で登場。
会場を爆笑の渦に巻き込み、なおかつ本物のジョブスと共演。
ジョブスは自分の物真似の「演技指導」をし、ワイリーは「ところで君はまだヴァージンかい?」と切り返しました。
「スティーブ・ジョブス」映画化にあたって、ワイリーにもソニーピクチャーズから打診があったとか。
ドキュメンタリーではないので、その辺を気にしたら純粋に楽しめません。
事実をもとに、確かに「世界を変えた」二人の若者達を描いた、素敵なドラマです。