「リ・イマジネーション」と銘打たれているだけあって(誰が言ったのかはわからんけど)期待以上の出来だった。
過去のTVシリーズはスター・ウォーズのパクりだの宇宙空母ガラクタカだの言われ、バカにされつつもその突き抜け方に人気が出たスペース・オペラなTVドラマだったが、このリメイク版は違う。ツッコミどころは探せば出てくるけど、それ以上に作り手の気合が伝わってきて圧倒されるものがある。
『2001年宇宙の旅』と『ブラックホーク・ダウン』を意識したというだけあって、映像のリアル感は見事。「宇宙に羽はいらんだろうけど、やっぱり飛行機なんで羽を付けた」と言い切った過去バージョンとは違い、宇宙での飛び方もリアルだし、ライティングなんかも『フロム・ジ・アース・トゥ・ザ・ムーン』を彷彿とさせる「リアルな宇宙空間」を再現している。
こうなるとスタートレック・シリーズなどと比較されそうだが、あれが潜水艦戦とすればこちらは正に空母戦で、しかも探索ではなく戦争だから、比べてはいけない。
SWのパクり感ももはや欠片もない。むしろカメラワークなんかは『バンド・オブ・ブラザース』を彷彿とさせる「戦場のイメージ」を再現するものだ。
肝心のドラマ部は一見複雑そうだが良く見るとシンプル。アメリカっぽい作りで真新しさはないものの、「宇宙」「戦争」「空母」「敵ロボット(ヒューマノイド)」の組み合わせで見ると、新しく見えるから不思議だ。
受け取り方によっては「戦争・軍人へのアンチテーゼ」にも見て取れるが、説教臭くなく、非常に納得できる仕組。
登場人物も魅力的で、今年の1月から本国ではテレビシリーズが始まったようだが、同じクオリティで製作されるのであればぜひとも見てみたいものだ。
SFドラマフリークスを自認する人は一度は見ておくべき作品。