内容(「CDジャーナル」データベースより)
バボラークのバッハ第3弾。高度な技巧を微塵も感じさせず、滑らかなフレージングと確かな構成力でバッハの崇高な音楽世界に迫る。ヴァイオリン・ソナタの第3楽章では重音を8分音符と付点4分音符に分解し、原曲とは異なる様相を呈しているのが興味深い。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ホルン界に久しぶりに出現した、カリスマ的魅力を持つスターによるJ.S.バッハ第3弾。今回は、前の2枚のような挑戦的でアグレッシヴなイメージはなく、バッハ作品を楽しんでいるようなのが嬉しい。テクニックを前面に押し出す方向性ではなく、バッハの魅力を味わうといった風情なのだ。BWV1018のヴァイオリン・ソナタは、リサイタルなどで愛奏しているというだけに、自然な流れとしなやかな音楽が聴ける。アルバム全体を通して、ふくよかな音色を自在にコントロールしながら、しっとりとした雰囲気を作り上げた。ということなのでキャッチにある“吹きまくる”という表現はあまり正しくないかも。優しく温かい音楽で満たされているからだ。異種格闘技みたいな組み合わせだが、オルガンと金管楽器の相性はもともといいので、驚くにはあたらない。名手バールタは、ホルンと溶け合わないような、拮抗するような音色を選んでいるのも興味深い。バボラークの歌心を邪魔しない配慮だろう。 (堀江昭朗) --- 2005年12月号